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#読書感想文

「個」の誕生-キリスト教教理を作った人びと-

「個」の誕生-キリスト教教理を作った人びと-

 本書はキリスト教の教理について4世紀から6世紀の議論が現代でも使用される「個」の感覚の確立に決定的に重要だったのではないかという問題認識から、そのころの議論を追っていくことで証明しようとするものである。著者の坂口ふみさんは牧師さんなどの信者でなく大学の先生で宗教学というよりも比較文化の専門家のようである。本書もエッセイ風の書き方がなされていて全く門外漢でもなんとかついていけるような感じである。た

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帝国以後

帝国以後

著者はフランス人人口学者のエマニュエル・トッド。本書は2003年のイラク戦争前に書かれ、超大国といわれ経済も好調なアメリカが実は衰退しつつあるこということを指摘した本。本書は著者がもともと専門としていた世界の家族類型とイデオロギーの関係性の研究と、人口統計からその国の状況を読み解くという技術をアメリカに応用したものなので、そもそもの著者の持っている分析ツールについてある程度予備知識(ウィキペディア

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NHK「100分de名著」ブックス 世阿弥 風姿花伝

読書好きな人ならおそらく知っているであろうNHK総合でやっている名著くを1回25分×4回の合計100分間で紹介する番組の解説本。番組はとかく長くてわかりずらい本が名著に多いのでサマリー読む感覚で見るととてもいい。伊集院さんの独特に感想もなかなか鋭い。

著者は日本史とかでも出てくる能の基礎をつくった人である世阿弥の能の教科書のような本。教科書として一般の人が読むというよりも能を学ぶ後輩へ考え方とか

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