マガジンのカバー画像

SF的ゲーム感想文

229
簡単にハード別に記事が読める「もくじ記事」をご用意しましたのでご利用ください。 新作よりも中古ゲーム。メジャーよりもマイナーなゲーム感想文を書いていきます。
運営しているクリエイター

#Nintendo_Switch

【もくじ】ゲーム感想文・ハード別索引

こちらからゲームハード別で記事に飛ぶことが出来ます。 ちなみに50音順です XBOX series X / S & Xbox ONEATOMIC HEART オレンジブラッド CALL OF DUTY GHOST Ghostwire TOKYO サイバーパンク2077 SIGNALIS SUNSET OVERDRIVE Starfield STRAY 挑戦1 Kiss or Kill Telling Lies Touhou Luna Nights BIOHAZARD7 re

緊張と油断のピクロス冒険 【 PictoQuest 】 (Switch)

ピクロスで大冒険ピクロスは楽しい。数字をヒントに絵を掘り進めていくだけなのにクリアすればするほど寝る間を惜しむほどやめられなくなる。そんなシンプルながら中毒性の高いピクロスに新たなゲーム性を打ち出すが現れた。 「PictoQuest」はピクロスにRPGの要素を組み込んだゲーム。いつもとは違うピクロスも遊びたくなってきたのでクリアまで遊んでみよう。ちなみにピクロスという名前は任天堂の登録商標で、本作での呼称は「お絵かきロジック」でした。 本作の特徴はやはりモンスターとの戦闘。

その猫は縦横無尽 【 猫 】(Switch)

その一文字に惹かれて本作のタイトルはたった漢字一文字「猫」それだけ。 あまりにも素っ気ない一文字でもやはり猫は猫。それでも惹かれてしまうのは強い猫の引力もあるが、原題である「The Cat」に対してひねりもせず、副題も付けずにただ直訳しただけのタイトル、そしてなんの飾り気もないゴシック体フォントのタイトルロゴの強引さによるものかもしれない。 先月感想文を書いた「夏の狂気」同様、Switchのニンテンドーストアでよく見る、日本のストアでも売るためにゴシックフォントで直訳邦題を

他のどこでもない居場所へ【 198X 】(Switch)

どうしようもない、あの日々を思い出す。ああ恥ずかしき青春時代。根拠の無い自信だけはたっぷりあって、勉強も出来なければ、モテるはずもない日々を送っていた。正直言って辛かった。 ゲームセンターはそんな目を逸らしたい事実、押しつぶされそうなプレッシャー、どうしようもない頭の悪さから逃げるため、なんとか見つけた居場所だった。 2000年代前半のゲーセンはまだ薄暗く怪しい雰囲気も漂っており、そこにいるだけでなんだか大人になれた気がする場所だったし、麻雀(MJ3)で高得点を出して高揚し

ゲーセン一期一会【 ラビオレプス 】(Arcade)

ゲーセンは未知との出会いの場所ゲーセン巡りはやめられない。知らないゲームとの出会いがあると思うと本当にワクワクする。自分が住む街札幌でも、そんな未知のゲームとの出会いを求めて色んなゲーセンに定期的に通うようにしている。そんな中出会ったのは本当に見たことも聞いたこともないゲーム「ラビオレプス」。囚われの姫君を救うため、ウサギ型の戦闘機が戦う横スクロールシューティングだ。 好奇心で100円を入れると、可愛らしい自機のデザインとは裏腹に不気味な敵とステージが次々とやってくる。さら

これがFPS原体験 【 ゴールデンアイ 007 】(N64 forNSO)

刺激的すぎるFPSの入り口あれは1997年、小学生4年の頃。デパートのおもちゃ売り場の試遊台にソイツはいた。見たこともない視点で銃を撃ちまくる、あまりに暴力的で刺激的すぎるゲーム「ゴールデンアイ 007」が…。 その瞬間その年の誕生日プレゼントは決まったのであった。 そんな本作「ゴールデンアイ 007」はニンテンドウ64対応の1995年公開の映画「007 ゴールデンアイ」をモチーフとした1997年に発売されたレア社開発のFPS。 今までのニンテンドウ6 4の可愛らしいケ

静かな夏の謎解き【 夏の狂気 】(Switch)

今年の夏も暑い。最高気温は30℃超え。暑い。暑すぎる…。 窓を開ければ熱風が吹き込み、体から汗が噴き出る。北海道にもそんな本格的な夏がやってきた。よし、こんな今こそあのゲームをやるしかない。 「夏の狂気」こんな真夏にお誂え向きなタイトルのゲームはない。この夏の暑さはまさに狂気。タイトルに惹かれ購入して寝かせていたが、今年の夏こそ遊ぶしかない。 本作「夏の狂気」(原題:Summertime Maddnes)はDP GAMES制作の主観視点の謎解きアドベンチャーゲーム。Swi

実質Hentaiピクロス 【 My Nonogram Waifu: Forbidden Love 】(Switch)

ええ…。ピクロスってどんどん形を掘り起こしていくのが楽しいもので、モザイクのシルエットを掘るものだったっけ…。 本作「My Nonogram Waifu: Forbidden Love」は最新テクノロジーで描かれたWAIFE(ネットスラングで「俺の嫁」の意味)たちをモチーフにしたピクロスゲーム。見ての通り画像をモザイク化したものを掘り出すなんとも斬新(?)な作りになっている。 ちなみに「ピクロス」という名称は任天堂の登録商標なので本作では「ノノグラム」を名乗っている。まぁ

Hentaiは愛の旅へ【 Hentai デート物語 ブラジル編 】(Switch)

Hentaiに物語をHentaiゲームに足りないもの。それはストーリー。いや、他にも様々なものが足りないのは 承知の上だがHentaiゲームの物語性は特段希薄だ。一分にも満たない会話テキストをストーリーと宣う「Hentai Party」なんてものが跋扈するシリーズにストーリーなんてまず期待できない。 そんな中現れた新作「Hentaiデート物語 ブラジル編」は、あのゴルフが遊べる奇跡のゲーム「Hentai ゴルフ」を世に出した「BIKINI GAMES」開発の一本。すでに信頼

奇跡!ゴルフが遊べる【 Hentai ゴルフ 】(Switch)

ゴルフゲームにHentaiがやってきたHentaiゲーム。それは脱衣要素を含むセクシーな女の子のイラストと低価格を売りにしたNintendo Switchのストアに蔓延る一大ジャンル。その中身は大体がスライドパズル等のパズルゲームや音ゲーもどきなど、浅いゲーム性と10分足らずで全部クリアできてしまうボリュームの少ない作りのものばかりだ。僕も買ってみては毎度その内容の薄さにがっかりしている。 しかし任天堂ハードでこういった攻めたゲームが出てくるとついつい買ってしまう。しかも何

その宴は虚無【 Hentai Party 】(Switch)

もう俺はHentaiに騙されんぞパーティ。小学生の頃はよく友人とマリオパーティやN64のたまごっちなどパーティゲームをよく遊んでいた、最近でも友人たちと「Gartic Phone」や「Ultimate Chicken Horse」などを遊んでいる。いつだってパーティゲームはその場を盛り上げる素晴らしいジャンルだ。 そしてSwitchのストアに蔓延るHentaiゲームたちにもパーティを名乗るゲームが現れた、その名は「Hentai Party」。 しかし俺はもう騙されんぞ。どう

郷愁と新発見のリメイク【 スーパーマリオRPG 】(Switch)

蘇るRPG原体験高らかにパックンフラワーが歌うCMが今も忘れられない。1996年発売されたスーパーファミコンの「スーパーマリオRPG」に当時小学生低学年の自分は完全にやられていた。そして本作がRPG原体験であった事を思い出す。プリレンダCGによる美麗で立体的なグラフィック、耳から離れない楽しくも深みある音楽とSE、他のマリオとは違うどこかシュールな雰囲気、賑やかに動くキャラクター、面白くも毒気のあるテキスト、大量の小ネタとミニゲーム。その全てが新鮮で、ワクワクして、楽しくて何

無心になれる音楽パズル 【 ルミネス リマスター 】(Switch)

秋の夜長にルミネスを秋。あんなに暑かった夏も嘘のように涼しくなると、毎年例の如く心が憂鬱になる。気温のせいか、気圧のせいか、季節の変化とは恐ろしいもので気分は上がらないし、今考えても解決しないことが頭を巡り、普通じゃ考えもしない不安が浮かび、ちょっとしたことで落ち込む。 こんな時は経験上即時に解決はできない。気分が多少晴れるまで時間の経過を待つしかない。そんな時ゲームが助けてくれることもある。 しかし普通のゲームじゃ思考の隙間に入り込んでくる邪魔者に対処はできない。ここは音楽

不可能に挑め【 パズルガールズ 】(Switch)

なんだこれは・・・。任天堂のストアを眺めていると、目を疑いそんな事を呟いてしまうゲームがある。どんなゲームかわからず、なんとも言えないクオリティの水着の女性が描かれたイラストがあるだけのサムネイル画像。 本作「パズルガールズ」は一目見ただけで嫌な予感がプンプン漂ってくる一本だ。しかし僕はタイトルの「パズル」が気になってしまった。 パズル。パズルは好きだ。一体どんなパズルだろう。ジグソーパズルだろうか...それともナンクロか、むしろ数独か...もしかしてスリザーリンク...こ