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SF的ゲーム感想文

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簡単にハード別に記事が読める「もくじ記事」をご用意しましたのでご利用ください。 新作よりも中古ゲーム。メジャーよりもマイナーなゲーム感想文を書いていきます。
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#PS4

【もくじ】ゲーム感想文・ハード別索引

こちらからゲームハード別で記事に飛ぶことが出来ます。 ちなみに50音順です XBOX series X / S & Xbox ONEATOMIC HEART オレンジブラッド CALL OF DUTY GHOST Ghostwire TOKYO サイバーパンク2077 SIGNALIS SUNSET OVERDRIVE Starfield STRAY 挑戦1 Kiss or Kill Telling Lies Touhou Luna Nights BIOHAZARD7 re

ファルコム現代奇譚【 東亰ザナドゥeX+ 】(PS4)

ファルコムRPGを遊びたい…!最近日本ファルコムのゲームを遊ばないとソワソワするようになってきた。ああ、なにかファルコムのゲームを遊びたい…。あの優しい世界観で丁寧で職人技なバランスのRPGを遊びたい…。これは完璧にファルコム依存症だ。 そんなイースXをどのハードで遊ぶか迷っている間に購入したのは「東亰ザナドゥeX+」。2015年に発売したオリジナルのVita版から翌年に追加エピソードや高フレームレート化を加えた発売したeX+(エクスプラス)であるPS4版だ。 日本ファルコ

11円を払う勇気【 Violetti Goottii 】(PS4)

そいつはいつもそこにいる最近はいつも各ゲームストアではセールを行っている。それはプレイステーションストアでも同じことだが、戯れに価格の安い順番でゲームを見ていくといつもあのゲームが目に入る。 「Violetti Goottii」…今回のセールにもいた…。毎度セールに出てくるコイツはサムネイルのビジュアルが怖すぎる上に、価格が11円のゲームってどういうことなんだ。 …というかゲームなのか? …買ったら最後、俺のPS4は呪われるんじゃないか? 定価22円が半額で、11円とは現行

ゲーセン一期一会【 ラビオレプス 】(Arcade)

ゲーセンは未知との出会いの場所ゲーセン巡りはやめられない。知らないゲームとの出会いがあると思うと本当にワクワクする。自分が住む街札幌でも、そんな未知のゲームとの出会いを求めて色んなゲーセンに定期的に通うようにしている。そんな中出会ったのは本当に見たことも聞いたこともないゲーム「ラビオレプス」。囚われの姫君を救うため、ウサギ型の戦闘機が戦う横スクロールシューティングだ。 好奇心で100円を入れると、可愛らしい自機のデザインとは裏腹に不気味な敵とステージが次々とやってくる。さら

変態 vs 悪 【 HENTAI VS. EVIL 】(PS4)

まさかのパッケージ版ふとAmazonを眺めていると、意外なインディーズゲームがパッケージで売られていたりする。昨今では安価ですぐ遊べるダウンロード販売が主流になりつつあるし、パッケージ版は現物が手に入るというメリットがありつつも値段が割高なので、あえてパッケージ版を手にするのはレコード盤を買うような趣を感じる。まぁ趣味の世界なのだから全然アリな話だ。 そんなインディーズゲームたちの洒落たパッケージのラインナップに異質なゲームが混じっていた、「HENTAI VS. EVIL」

監獄!異能!怪人!【イースⅨ -Monstrum NOX- 】(PS4)

全てはこのⅨを遊ぶためにイースⅧは超楽しかった。考えられたシチュエーションで、冒険と探索、そして仲間たちとの交流が楽しく、ゲーム進めば進むほどさらなる展開にワクワクし、主人公アドル・クリスティンの魅力を遺憾なく発揮した素晴らしいゲームだった。 そんなイースシリーズ。もちろんその続編であるイースⅨも気になる…。そしてイースⅧのことを友人と話した時に「Ⅸは過去のイースを知っているともっと楽しめる」と教えてもらった…なるほど…それじゃあイースマラソンするか!!! そんな訳でイース

Ⅷがシリーズへの導線となる 【 イースⅧ -Lacrimosa of DANA- 】(PS4)

イースをやるぜ!ナンバリングを重ね長年続いてきたシリーズを一から手をつけるのはやはり難しい。特に主人公が同じであり続けるイースはその最たるモノ。 シリーズの主人公であり冒険家であるアドル・クリスティンがその冒険を終え、生涯の冒険を書き綴った100冊以上の本の一冊を我々はゲームという形で体験している。 そんな彼の物語をシリーズ8作目から遊ぶなんて相当横着な気がするけど、いつまでもこの評判の良いⅧを「PCエンジン版のⅠ・Ⅱをクリアしてからの方が良いかな〜😀」なんて事を言っていた

ゾンビとバイクと人間讃歌 【 DAYS GONE 】(PS4)

SIE製のオープンワールドでゾンビなサバイバルゲーム「DAYS GONE (デイズゴーン)」は不器用でアウトローバイカー「ディーコン」の愛の冒険譚。 アメリカの片田舎を舞台としたポストアポカリプスでゾンビものだけど、The Last of Usとは違い、暗くなりすぎず程よい湿っぽさと人間のしぶとさが輝く個人的に嬉しい一本。 点在する拠点に寄ってクエストを受けて、ガソリンを補給しながらバイクに乗ってお使いし、スキルツリーを強化していくのはオープンワールドではいつもの事だけど、

PS4をスマホで捜査【 Hidden Agenda ―死刑執行まで48時間― 】 (PS4)

君のスマホがPS4とリンクする!意外と知られていないがPS4はスマホで操作出来る。(リモートプレイじゃないよ) 2017年頃にソニーが提唱した複数のコントローラーを用意しなくても、スマホにアプリをダウンロードするだけでみんなで遊べちゃう機能「Play Link」値段の高騰化激しい昨今のコントローラー業界に一石を投じる画期的なシステムは、かなり理想的だ。 しかしこの機能をご存知の方は少ないのではないのだろうか。 なんてたってこのPlayLinkに対応したゲームは日本ではこの「

強化骨格でなぎ倒せ【 コールオブデューティ アドバンスドウォーフェア 】 (PS4)キャンペーンレビュー

また近未来かよっ!シリーズ11作目の本作が発表された瞬間そんな声をあげたのを覚えている。この時点でCoDシリーズはブラックオプス2、ゴーストと3本連続SFな未来世界が舞台のゲームになっており、少々というよりかなり食傷気味だったのだ。 そんな本作の開発はいつもの2社(Infinity WardとTreyarch)ではなくSledgehammer Gamesという新たなスタジオ。 本作は一体どんなキャンペーンだったのか改めてプレイしていきたい。 舞台は近未来2054年。元海兵隊

主演は俺 【 ライアンマークス・リベンジミッション 】(PSVR)

俺がアクション映画の主人公!熱い銃撃戦に息を飲むカーチェイス…そんなアツいシチュエーションは映画だけでなくゲームの中でも10年以上から体験できる当たり前のモノとなった。だけどそれは全部画面の向こうの話。 これからは自分自身がアクションゲームの主人公ライアン・マークスを演じる出番が来たのだ。そう、PSVRを使って! 開発はあのVR Worldを作り、作中ゲームの名作「ロンドンハイスト」を制作したロンドンスタジオだ  。本作「ライアンマークス リベンジミッション」はあのロンドン

VRで物理パズル【 つみきBROQ VR 】(PSVR)

積み木がこんなに楽しいなんて!目の前に広がる空間にあるのは大小様々な鉄やプラスティック、木と様々な素材で出来たブロック達。 これを上手いことバランスよく積み上げて、高さなどの課題をクリアしていくテスト空間に今俺はいる。 そう、ここは「つみきBROQ VR」の世界だ。 目の前にあるブロックを掴み、積木の如く積んでいくパズルゲームなんだけれど、これがシンプルながらかなり面白い。 「こうだろうか?」「それともこんな感じか?」とブロックを手首の角度と肘の動きで調整しながら慎重に積み

最高のゲームセンターへ【 龍が如く0 ZERO 誓いの場所 】(PS4)

龍が如く0は名作だ。ゲーム上で80年代のバブルの狂乱が蠢く雰囲気を見事に再現し、登場する連中も暴力の化身の如き尖りまくった悪役ヤクザたちばかり、ストーリーは回を進めるごとに中途半端な人情話に片足を突っ込んでいた前作から脱し、情け容赦のない残酷さを交えた泥臭い話に仕上がっている。 いや、僕が一から書くまでもなく本作はシリーズの中でも最高傑作だ。 1の前日譚だけど本作から始めるのも全然アリだし、とにかくめちゃくちゃ面白い。 そんな龍が如く0。 メインシナリオやキャラクターもいい

登山のようなゲーム体験【 東京クロノス 】(PSVR)

そんなデスゲームちっくな雰囲気から始まる本作はなんとVRアドベンチャー。渋谷を舞台に全方位が舞台となるVRらしい新しい試みのアドベンチャーゲームだ。 まぁ個人的には体験版での印象が微妙で、結構アクの強い絵柄などからちょっと敬遠していたが、VRゲームならもうなんでも遊んでみたいという気持ちが強くなってしまって体験版だけじゃわからないと思いプレイしてみた。 本作はサスペンスミステリー風だがゲーム的な要素はかなり削ぎ落とされ、数カ所の選択肢以外はほとんど読み物に近いくらいのテキ