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最高のゲームセンターへ【 龍が如く0 ZERO 誓いの場所 】(PS4)

龍が如く0は名作だ。

ゲーム上で80年代のバブルの狂乱が蠢く雰囲気を見事に再現し、登場する連中も暴力の化身の如き尖りまくった悪役ヤクザたちばかり、ストーリーは回を進めるごとに中途半端な人情話に片足を突っ込んでいた前作から脱し、情け容赦のない残酷さを交えた泥臭い話に仕上がっている。
いや、僕が一から書くまでもなく本作はシリーズの中でも最高傑作だ。
1の前日譚だけど本作から始めるのも全然アリだし、とにかくめちゃくちゃ面白い。

ようこそ1988年の神室町!

そんな龍が如く0。
メインシナリオやキャラクターもいいけれど、やっぱり見所は街並みの景色と様々な80年代風俗だ。
脇を飾る景色は現代にはないケバケバしいまでのネオン、現代がどれだけ綺麗だったか痛感するほどの汚すぎる街並み。そして80’sバブルファッションに身を包む人々。どれもが現代には無い80年代日本をゲーム上で再現している。
これが80年代を赤子の頃にしか生きていない僕としてはとにかく新鮮で痛快で興奮するものだ。

とにかく汚いし派手だし最高!

今は過去のピンクチラシがビッシリ貼られた電話ボックスも味わい深い。
コンビニには当時の雑誌を見ることが出来る。置いてある雰囲気もたっぷりだ。 (ただしコラボしてるサントリーの飲料はどれもパッケージが現代なんだよなぁ…)

そしてやっぱり龍が如くといえばミニゲーム!キャバクラ運営やテレクラ、麻雀に将棋、ディスコでフィーバーしたり、ミニ四駆もどきと色々あるけれど…俺はやっぱりゲームセンターだ!

往年のセガアーケードを堪能せよ!

本作ではなんとセガの往年の名作「スペースハリアー」「アウトラン 」「スーパーハングオン」「ファンタジーゾーン」が遊べてしまう。なんともレトロゲーマーが泣いて喜ぶこのラインナップ!!!しかもゲームセンターにはポリゴンで再現された筐体がここぞとばかりに並んでいる夢の光景が広がっている!これでやっと龍が如くはシェンムーに追いついたのだ(?)

もちろんゲームの面白さは折り紙付き。
スペハリで宇宙を駆けるも良し、アウトランでフェラーリをかっ飛ばすも良し、オパオパで金を漁りまくるのも良し、難易度変更などのオプションはないけれど億単位の金を持ってゲーセンで遊びまれるぞ!
もちろん様々なゲーム音が混じり合った音が響くゲーセンの雰囲気も最高だ。ご存知セガのUFOキャッチャーにはメガドラのぬいぐるみオパオパが置いてあるぞ。

さぁ金ならある!時間もある!カツアゲしてくる奴を返り討ち出来る腕っ節もある!ここは君だけのために用意された一等地のゲーセンだ!遊び尽くせ!

スーパーハングオンにアウトランDX筐体だ!
スペハリはシットダウン筐体だぞ
UFOキャッチャーはソニックの曲が流れるNEWではなくEXモデル。景品もセガセガしい!

80年代を懐古するゲームが流行っている昨今、本作は最もその頂点に君臨するに相応しい出来のゲームである。
さぁ君も龍が如く0をやろう!あの憧れの!輝いていた!あの時代へ!


DATA

龍が如く0 誓いの場所
発売:アクティビジョン
開発:龍が如くスタジオ
対応ハード:PS4、PS3、Xbox ONE、PC他
発売日:2015年3月12日
ジャンル:アクションアドベンチャー



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【ゲーム感想】えすえふ
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