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猫背が人生変わるほどの本に出会ってしまった。

「今世紀最大の発見の一つだ!」って言っていいくらいの本に、出会ってしまいました。

もし今これを読んでくれている方が私と似たことに悩まされていたら、きっと同じことを感じると思う。

「24時間365日肩こりコンビニ営業」
「猫背歴⚪︎⚪︎年」
「自分ストレートネックの代名詞です」
「正しい姿勢が永遠に分からないんですが」
「生活してるだけ…というか、生きてるだけで肩周りがしんどすぎ」
「整体に6桁ぶっ込んだけど何も変わらなかった…」


全部、私。小学生の時にはもう立派な猫背で、スマホを使うようになってからストレートネックが酷すぎて、毎日朝起きた瞬間、冗談じゃないくらいに肩や背中がしんどくて。


ちなみに、ストレートネック用を謳った枕を試しまくったけど、どれもダメだった。

その手の枕って「人間工学に基づいて〜」なんてよく書かれてるけど、「もしかして私、人間じゃなかったりする?」って真面目に思っちゃうくらいダメだった。



今一番落ち着いてるのは、この筒状枕を首の下に敷いて、後頭部部分にアイスノン枕を置いて、タオルを乗せて使ってます。寒いからアイスしてないよ。もうただのノン枕。



でね、この本ですよ。出会ってしまったのが。


本屋さんの本って、まず目次を見る。そして「読者目線でていねいに書かれた本だな」って感じたら、そこで中身を初めてパラパラとめくる。

本当に読み手が必要としていることに絞って書いてくれてる優しさは、章の構成だけでなんとなく伝わってくる。


そしてこの本は、「これを書いた方は、きっと患者さんに優しく寄り添った説明のできる人なんだろうな」って感じられる、人柄みたいなものが文章からすごく滲み出てたから、ちゃんと読んでみることにしたのだけれど。



ねぇ、「反り腰」がいいものだったって私知らなかったよ。
「背筋をまっすぐ」しちゃいけないってことも。

これをあと20年早く知りたかった…!



骨盤を立てる、いわゆる反り腰の形にする。
そしてそれを、胸が斜め上を向くくらいちゃんとする。

そうすると腰の後ろ側は上がって、肩甲骨が自然と下がる。
背骨はS字カーブを描いて、自然と頭が後ろにずれる。

背骨は上下方向から潰されるような感じになる。
それが、正しいあり方なんだって。


今まで正しい姿勢が全然分からなくて、
ネットで検索しても「背筋を壁にピッタリとつけて一直線に」とか書いてあるから、それを保とうとして背中がすごく痛かったし。

「糸でピンと吊られてるように」と意識しても、これも背骨をまっすぐにすることだと思ってたから、ちっともうまくできなくて分からなかった。

ストレートネックが辛くて、必死に頭だけを後ろにずらそうとするけど当然無理があって、
「もうどうしようもないところまで自分はきちゃってるんだ…」って絶望してた。

顎を引くこともままならない。子どもの頃から「顎を引いて」って言われても引けなかった。首が前に出てたから。


当たり前になってしまってたけど、普通に生活してるだけでとにかく体がしんどい。
社員証を首にかけるだけで、鉛をぶら下げてるみたいに肩が本当に辛かった。ネックレスなんてとてもじゃないけどつけられない。



「骨盤は回転する」
「骨盤を前傾にすると、そこから自然と胸が開いて上を向いて頭が後ろにいく」
「体を真ん中で支えてこその背骨は背中側にあるのだから、前に寄っていい」




どれも本当に目から鱗だったし、その通りにしてみた瞬間、世界が見違えた。

起きて生活していても、体が辛くない。頭が後ろにあるってことが、こんなにも楽。
短時間しか持てなかった荷物も持っていられる。
パソコンの画面をまっすぐに見れる。


そして何より、体が一瞬でぽかぽかあったまってくる…!

これを知ってから、歩くのも座るのも楽しい。
こんな世界を知らなかっただなんて!



この感動、普通の姿勢の人からしたらきっと何を言ってるんだろうって感じると思うのだけれど、
姿勢の悪さでQOLが下がっている人に、ぜひ読んでほしい。

他にも「本当の猫背は素晴らしいもの」とか、「本来首は動かさないもの」とか、目から鱗が500枚くらい落ちるし、どれも原理が分かりやすく書かれていた。



気を抜くと普段の悪い姿勢に戻っちゃうけど。
この感動は忘れられないから、もう整体に通わなくてもきっと姿勢はよくなっていくなと思う。


たった一つ、姿勢が変わっただけだけで。
明日も、もっと先の自分も今からすごく楽しみ。嬉しくてたまらない。


それじゃあ、おやすみなさい。

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藤峰 みのり
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