徒然ならぬ

"勝手に書く" を念頭に、気づいたことを日々のセーブポイントとして書いています。

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最近の記事

レーシングカーは、公道を走れない。

レーシングカーは、 あのかっこいいレーシングカーは、 公道を走れない。 走らない方がいい。 レトロなあの貴重な車も、 あのレアなアメ車も、 公道では目立って仕方ない。 公道には公道のルールがあって、 なるべく普通な感じの車の方が、 うまく溶け込めていい。 身勝手なルールが錯乱している公道では、 レアな車ほど、狙われてしまう。 そして、レーシングカーは、 その本領を発揮するには、 やっぱりサーキットでなきゃつまらない。 本番に向けて日々、調整、調整。 ここをもっとこう改

    • 『くっせぇわ』

      くんくん、くんくん。 嗅ぎ回る猫さんが話します。 「あー。あー、くっせぇわ。 あー、これ、くっせぇ。 人のため、人のため、とぶっこいてる奴は、 人のためになんかやっちゃいない。 これっぽっちもな。 ぶっこきやがって、本当にくせぇんだよ。 お通じ悪過ぎで塊出ないもんで、 ぷっぷくぷっぷくぶっこいてやがる。 あぁー臭いったらありゃしねぇ。 健康な快便野郎は、 人のためとかぶっこかない。 あまりにお通じ良いもんで、 通じないだなんてことが、常識にない。 人前でぶっこきたく

      • 温室育ちで、ごめんあそばせ。

        ある、お嬢の言葉。 『箱入り娘?温室育ち? そう言われたって仕方がございません。 あまりにも澄んだ空気の中で、 育ってしまったものですから。 てっきり、 大きく立派な豪邸や、品のよいお食事、 お膳立て抜かりない教育..そうしたものが、 綺麗な空気を作ると思っていました。 ちょっと、違っていたようでございます。 私は苦手なんです、汚いものが。 私は苦手なんです、汚いウソが。 汚いもので、永遠汚し合っている様が。 平気で汚いボールを人にお投げになって それが心から面白い

        • 不服な面持ち_2

          コーヒーは、温かかった。 座っているソファも座り心地がよく、 そこはとても快適な空間だった。 だが、自分の心は全く 晴れていないことに気づいた。 依然悔しい面持ちをしている私に、 その人は話し始めた。 「 請け負い過ぎると、吐くぜ。」 私は、何だか少し気持ち悪くなってる 自分に気づいた。 「お前の胃が消化しないんだよ、 お前の食べるべきものじゃないからな、それは。」 この人の口調はどれも軽やかだ。 「お前のものにならねぇものだって、胃袋がお断りしてんだ。そこから、

        レーシングカーは、公道を走れない。

          不服な面持ち

          事件を見た。 ある人が、一生懸命がんばった仕事の手柄を そいつは横取りした。 彼女の仕事は、丁寧で早い。 その早さは、仕事をし始めると集中力を発揮する 彼女が、これまでの様々な仕事の中で、 自然培ってきた技術なのだ。 今回の仕事は小さいものだったかもしれない。 でも、その仕事は、 彼女のこれまでの頑張りもたくさん含まれて 完成したものだったのだ。 横取りした奴は、最初笑っていた。 納期が迫っていることをからかい笑った。 彼女はまだ若輩で、その言葉に少しひるんだ。 そ

          不服な面持ち

          創作中..

          何かを生み出す人 何かを作ってる最中の人って 瑞々しい それを見てどう思ったか それを見てどう感じたか 自分だけの言葉で語ってる 溢れ出す泉の水しぶきのよう 夜空に流れる流星群のよう キラキラ瞬いてる キラキラ光を反射してる とってもみずみずしくって ずっと眺めていれる それが貴重な水源と 分かってか、分からずか ぐしゃっと潰す奴がいる 潰したり壊したり盗んでいったり こんな輩がごまんといる そんな、 潰したり壊したり盗んだりする奴に 慈悲はいらない 慈悲なんて、本

          「まだまだ、だね。」

          「まだまだ、だね。」 駆け出しの私。 駆け出しで、初心者で、 ちょっとした一歩で喜んでしまう私に 言ってくれた、あの人のこの一言は、 なんでこう温かいんだろう。 真夏の涼しさのようでも、 冷水のようでもある。 どうしてこう、生きれる言葉なんだろう。 一方で、橋の向こう側で聞こえてくる 「まだまだ、だね。」は、 どうしてこうも見苦しいのだろう。 色も、形も、響きも、においも、 全然違う。 人の足を引っ張りたい 人のつまづくのが見たい 人の死に行くのが見たい そうい

          「まだまだ、だね。」

          公園の前で

          帰るべきところがある。 帰る方向が違う人と、向かい合ってる時間ほど 無駄なことはない。 あちらはあちらの行く先がある。 いや、ないのかもしれない。 どちらにしても、私にはどうでもよいこと。 私には私の帰るところがある。 私にとってとても重要なこと。 なのになぜ、また目の前に現れるあちらの人に いちいち対応しようとするのか。 何かまだ分かってないことがある。 そう思っていたら、 遠くの家から電話がかかってきた。 「嫌われなさい。」 電話の向こうの誰かが、こう続け

          今が旬

          「このお魚、今が旬だよ〜!」 と言う魚屋店主の明るい声。 仕入れてきたお魚を、 ここの店主らしく陳列し、 手書きの値札も商人らしい。 1番活きがいいのは、おそらくこの店主だ。 もうどれくらいの年月、 この店頭に立っているのだろう。 なのにどうしてか、フレッシュなんだよな。 なるほどこの店主は、"今が旬"。 この店主はきっと、毎日が旬なんだ。 「私は今が旬なの。」 と言う女がいる。 人には旬があるらしい。 若さを尊び、老いを疎う。 どうしてだろう、この女の近くにいると息

          泥棒は、死ぬまで泥棒

          『泥棒は死ぬまで泥棒 そして、泥棒は死を知らない』 良からぬ輩の所業について ある警官が、教壇に立ち話した。 たくさんの警官がそこに集っていた。 世界各国から集まり、その警官先生の教えを 乞いに来たのだ。 とある国の悩める警官は、自国の水面下の犯罪にとても頭を抱えていた。この集いに行った理由は、その解決の糸口となるものを見つけたかったからだ。 そこで警官先生が教えてくれた真実は、 悩める警官にとってはとても腹立たしいものだった。悔しかった。 自分の仕事が全く実を結んで

          泥棒は、死ぬまで泥棒

          猫たちの感覚

          猫たちってすごいな 色んなことが感覚で分かる "あいつは危ない" とか "ご飯をもらうにはどうしたらいいか" とか 考えが、目に見えないスピードで巡り 感覚という領域で処理している 私は馬鹿だから 一つ一ついちいち理由を教えてあげないといけない 前はそうじゃなくても良かった "やらないといけないから" で生きていけた でも今は違う "中身の伴ってないのはいかん!" と古臭い師匠に詰められてる感じなのだ 何でやらないといけないのか それは本当に自分としての要請なのか

          猫たちの感覚

          誰の声 聞いてんの?

          誰の声聞いてんの? 人の声を聞いてあげて 自分の声を聞いてあげないなんて最低だ 人の声を聞いていて、何も問題ないならいいけど 人の声聞いてて、問題があるじゃないか 問題があるのに、すごく苦しいのに、 それがどうしてか見ようとしないのが最低だ。 何で苦しいのかって、 その人の声が自分を苦しめる声だからだよ。 お前を殺す言葉を言ってんだよ、そいつは。 もし自分を生かす言葉言ってくれてんなら 何も苦しくないはずだ。 そんな言葉を聞くな。 聞き慣れたが最後、お前もあいつみたい

          誰の声 聞いてんの?

          後悔ダンジョン

          後悔の時を 哀れで虚しい時だなんて言わないで 後悔の時って まるでスペシャルダンジョン そこに行けば手に入るアイテムがある それがないと次の敵を倒せない どんどん潜っていく 暗すぎるから必ずランプを持って行って 帰ってこれるように 体力も使うし、時間も使う これまでの戦いのおさらいをしていく とうとう見えてきたあの岩を 砕いたら通れる洞窟の先に 魔法のアイテムがあるらしい 後悔というスペシャルダンジョン クリアしない手はない いつもこのダンジョンやってからセーブしな

          後悔ダンジョン

          自分のことしか考えていない

          「自分のことしか考えてない」 よく耳にするこの言葉。 人を揶揄する時によく聞く気がする。 自分も含め、その人の本当のところを ちゃんと見れるように、 この言葉の意味するところを分かっておきたい。 嘘つきは、あまりにしれっと嘘をつくから。 自分のことしか考えてない人には、2通りある。 この人達って、どちらも人前に立つことを嫌がる。 一方は、自分のことは自分で責任持ってやってくんだ という気概がある人。 だから、人前に立つのが嫌でも、いざとなったら矢面に立てる。自分や、自

          自分のことしか考えていない

          子育て千本ノック

          ここに、あるとてもスポーティーなママさんがいる。 絶賛子育て中。 実際に何かのスポーツをやってるとか、そういう話ではない。 彼女の子育ては、まるで千本ノックなのだ。 バドミントン、テニス、バレー、バスケ... 何だっていいけれど、 「とにかく今日も千本やるよ!」 そんな号令から始まり、バシバシと前から あんなボール、こんなボールが飛んでくる。 彼女のお陰で、強豪校と名を馳せることになる 一家の子供たち。 やはり、強豪校は基礎体力が違う。 「長期戦になるのだから、基礎体力

          子育て千本ノック

          人の前に立つ

          "人の前に立つ" を勘違いしてる人がいる。 立とうとする人も、 立っている人を目の前にしている人も、 勘違いしてはいけない。 さも、人の前に立って指導・先導している かのように見せかせて、 ただ人を使っているだけの人がいる。 協力を仰いでるんじゃなく、使役しているのだ。 その為に前に立ってる。 人を使う為に、前に立ってる。 その人を飼ってる気にでもなっているのだろう。 「引っ張っていってあげる。 食べ物も寝床も与えてあげる。 可愛がってあげる。 私を満たしてくれている

          人の前に立つ