自分のことしか考えていない
「自分のことしか考えてない」
よく耳にするこの言葉。
人を揶揄する時によく聞く気がする。
自分も含め、その人の本当のところを
ちゃんと見れるように、
この言葉の意味するところを分かっておきたい。
嘘つきは、あまりにしれっと嘘をつくから。
自分のことしか考えてない人には、2通りある。
この人達って、どちらも人前に立つことを嫌がる。
一方は、自分のことは自分で責任持ってやってくんだ
という気概がある人。
だから、人前に立つのが嫌でも、いざとなったら矢面に立てる。自分や、自分の大切なものを守る為に、
その盾となることができる。堂々としてる。
実は人のことも考えているから、というか、考えてしまうのが当然だから、人に迷惑かけちゃいけないと当然自分を戒めている。
自分の道を自分で作っている。
もう一方は、自分のことしか考えてないあまり、
いざとなったら平気で人を矢面に立たせる。
人を盾にして自分は隠れて逃げる、卑怯者。
人のこと考えてるフリして、全く考えちゃいないのでそういうことが出来てしまう。
「人前に立てない」とかわい子ぶるが、自分の盾になってくれる人の前を、いつも太々しく陣取っている。
こうしていつも、生きれる道を、結局は誰かに作ってもらっている。
「自分のことしか考えていない」
この言葉の奥に、私はその事実を見ている。