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正しくありたいと思ってた 芯を貫きたいと思ってた 僕らは間違いだらけだと思うようになった …
風を感じて 空を見上げて 深呼吸をした 小さな命 僕はそんな小さな命 小さく誇る
「別に。言いたいことなんてない」 「そう。聞きたいことがあったけど、その機会を逃しちゃっ…
悩みが大きいとき、はぁっと溜息が出る。 ネガティブな溜息は、腹の奥底に留まる悩み物質が息…
雨上がりの路面には、ところどころ街の断片が映し出されている。 昨夜までの風の嘶きとは打っ…
風の強い昼に雲を見上げる。 雲間から見える空はビビッドな青で、雲が流れるように移動してい…
僕はGoogleマップを眺めている時間が好きだ。趣味かと聞かれたらイエスと言ったあと聞いてきた人のGoogleマップを覗いてしまうだろう。つまりそんな分かりきった質問をしたからお仕置きされるのだ。 そもそも僕の地図と向き合う表情を見れば分かる、とても柔らかい顔をしているからね。 ところで、Googleマップには行ってみたいお店や、行ったことのある場所を「お気に入り」に追加すると地図上に星印が表示されるという機能がある。 僕は殊更食べることが好きなので、星印の大半が飲食店
お腹が空いたときに食べるご飯っておいしい。 体を使って疲れたときに布団で眠るのは心地良い…
僕たちは、死ぬまで解剖出来ない傷の中にカルマを抱えているのかもしれない。 逆に、人を傷つ…
過去の文章が、言葉が、自分が別人みたいになるのはこれで二度目だった。 何も書かないのが、…
振り返ればまだそこに見えるあの日々 僕は何の禊ぎでここに立っているのか 心が染み出た言葉…
空は無愛想だけど誰かを拒んだりはしない 9月に買ったばかりのクロスバイクで夜風を切る 自…
Part 1はこちら 月の欠片を拾ってから、誰から言われるでもなく自分の何気ない言動について猛…
ある夜、近所を歩いていたら右足で何かを蹴った。 石にしては軽かったような感触だったが、石のように見えるそれが転がるのを追った。拾って確かめるように顔を近づけると、石の微かな割れ目の奥から淡い緑色の光線が漏れた。同時に温かくもなったような気がした。光ったのはほんの一瞬だったが、それだけで未知なる物を手にした心のざわつきを鎮めて穏やかにしてくれた。 親指くらいの小さな石を軽く握って、また歩き出した。 しばらく持っていると、また温かくなった。今度は確実に感じ取ることが出来て、