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女性から男性が学ぶことは山ほどある。高校野球でも。明日20日から全国高校女子硬式選手権。7イニングの熱いドラマ。めざせ甲子園の決勝戦

女性から男性が学ぶことはたくさんある。高校野球においても。女子の高校野球「全国選手権大会」があす20日に開幕する。決勝は甲子園。夢の舞台をめざし、過去最多の61チームが出場する。7イニング制で行われる熱いドラマ。男子の高校野球も見習うべきだと思う。高校生の成長過程を考えれば、9イニングよりも適切ではないだろうか。

女子の全国選手権は2021年から決勝が甲子園で行われるようになった。この年、神戸弘陵と高知中央が夢舞台で白熱した試合を繰り広げた。

女子高校野球は7イニング制で行われる。そのため、初回から濃密な試合展開となる。この試合をネットで見ながら、男子の高校野球も7イニング制にした方がいいと思った。

野球は通常9イニング制。男子の高校野球は、このイニングで試合を行っている。一見すると、女子は男子よりも体力がないから、7イニング制にしていると考えてしまいがち。

ただ、発想を転換すると、女子の方が時代を先取りしているように思える。そもそも高校生は成長途上の時期。その中で、大人と同じイニングで試合をやることが疑問に思えるのだ。特に投手が1試合に投げる球数を考えると、2イニング縮まることは負担軽減につながる。

昨年、高校生世代のUー18野球ワールドカップが行われ、日本が悲願の初優勝を果たした。この大会は7イニング制で行われている。世界の潮流が7イニング制なのに、むしろ国内の大会が9イニングで行われているのは「時代遅れ」となっているのではないだろうか。

また国内の高校スポーツに目を向けても、サッカーの全国選手権は1回戦から準々決勝までは40分ハーフで行われている。通常の前後半90分よりも計10分短い。

高校ラグビーとなると30分ハーフだ。大人が40分ハーフで行っているのに比べると、計20分も短い時間で行われている。

高校生の野球が大人と同じイニングで行われているのは、高校生の体の発達を考えると、無理があるのではないだろうか。

今年の女子高校野球の全国選手権は、2年連続春夏連覇をめざす神戸弘陵の戦いぶりが注目される。各校の戦いぶりとともに、7イニング制で行われている試合展開にも関心を寄せてみたい。

男子の甲子園は今年から一部の期間で、午前と夕方の2部制が導入される。この改革に賛成だ。そして、試合のイニングについても、短縮される日が来ることを待ち望んでいる。

7イニングで行っている女子高校野球。男子よりも時代をリードしているのだ。女性から男性が学ぶことは山ほどある。その一つが高校野球のイニングでもある。

7イニングの熱いドラマ。女子高校野球に注目だ。

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