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メジャー挑戦のはずがオリックス。広島からFAの九里投手が電撃移籍。カープファンは複雑。それでも応援してあげて。メジャー移籍には33歳の年齢がネックだったか

メジャー挑戦のはずがオリックスに。広島からFAの九里亜蓮投手が電撃移籍だ。海外のチームに行くと思っていたカープファンから見れば、複雑な思いだろう。それでも応援してあげてほしい。メジャー移籍には33歳の年齢がネックだったかもしれない。巨人からメジャーの道をめざしている菅野智之投手(35)も行き先について未定だから。

九里投手は鳥取県出身。岡山理大付高を経て亜細亜大学に進学。2013年のドラフト会議で広島から2位指名を受けて入団した。

プロ入り11年目の右腕。2021年には13勝をマークして最多勝のタイトルを獲得。今季は初めて開幕投手を務めた。通算71勝67敗、防御率は3.49。今季オフの11月12日に海外FA権を行使して、メジャーの道をめざした。

8年連続100イニング以上を投げたタフネス右腕。馬力があるだけに、メジャー球団にとって魅力的な存在に思えたが、九里投手は家族の意見も踏まえた上で熟考を重ねて、オリックス移籍となったようだ。

カープファンとしては複雑だろう。メジャーに移籍するための海外FA権行使。さらなる高みをめざす九里投手を応援したいと思ったはずだ。それが国内球団への移籍となると、「なぜ?」と思ってしまうはずだ。

個人的な見解だが、やはり33歳という年齢がメジャー移籍の上でネックになったのではないか。

実際、メジャー移籍をめざしている巨人の菅野投手についても、メジャー関連のニュースは入ってこない。今季のセリーグMVPに輝いた投手にすら声がかかっていないのは、35歳の年齢が原因のように思える。

オリックスは今季規定投球回に到達した投手が1人もいなかった。タフネス右腕の九里投手の加入は大きいはずだ。

2023年までにパリーグ3連覇を果たしながら、オリックスは今季、5位に低迷した。来季へ復活をかける思いは強い。

カープファンとしては複雑だろう。それでも、オリックスに移籍する九里投手を応援してほしい。来季の交流戦で広島と対戦することになったら、温かい拍手を送ってあげてほしい。

プロ12年目の来季、オリックスのユニホームに身を包んだ九里投手がどんな投球を見せてくれるだろう。チームが変わっても、セリーグからパリーグに変わっても、タフネスぶりを発揮してほしい。来季の九里投手に注目だ。

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