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noteの書き方

 捻りのないタイトルから捻りのない話をサラッと流して参ります。
 事の発端は「皆どうやってnoteを書いているんだろう」という素朴な疑問です。
 「聞けよ」と言われそうですが、人の名前を聞くなら自分から名乗るのが礼儀ですから、まず私の記事の書き方から始めさせていただきます。

 前提として、私は強制されることを嫌います。締切のある原稿(論文、講演会資料、医学雑誌への寄稿など)は、すごく苦手です。小学校の頃の夏休みの宿題など、自分の好きなものだけ早々に済ませて、嫌いなものはギリギリまで手付かずでいるようなスタイルでした。

 そんな私が2021年11月23日以降、1日も欠かさず記事を投稿しています。なんとなく書きたくなって始めただけで、日付に深い意味はありません。毎日投稿しようと決めたわけでもありません。

 ただ始めてみると、書きたいこと/発信したいことが多過ぎて、今のような形になっています。noteは日記とは異なります。それは自分以外の読み手がいるということです。
 私は記事を書くときに、読み手の誰かを想定します。具体的に想定することもあれば、抽象的に群を考えることもあります。それから、ただその人に伝えたいことを、言葉に降ろしていきます。

 書いている時間はまちまちです。書きたいときに書きます。スマホから書いたり、PCから書いたりします。朝も昼も夜も書きます。仕事中も空白の時間が出来たら書きます。夜中に目覚めて何か思いついていたら書きます。
 書きかけの記事も多数生まれます。今確認したところ、下書きの数は51、この記事を含めて52本でした。

 完成した記事を公開したい気持ちをグッと抑え、保存します。時間をあけて少なくとも3, 4回は読み直し、推敲します。これを記事の熟成といいます。
 樽の中で熟成された記事は、やがて良質な香りを纏います。なんとか賞味に耐えうると判断した記事にだけ、ラベル(ヘッダー画像)を貼り付けておきます。そうやって仕上がってきた記事の中から厳選したひとつを取り出して、そっと封を開けます。芳醇な香りが頁を彩ります。

 あまりお酒の強くない方もいらっしゃいますから、飲み過ぎはいけません。
 本当は何本も開けたい気持ちをグッとこらえて、1日1本に制限します。節酒です。

 記事を開けたら、他のクリエイターの記事を味わいに出掛けます。ここには色々なものが揃っていて、まるで飽きるということがありません。
 自分の記事に戻ってコメントをひとくち、また誰かの記事に赴いて飲んだり食べたり好き放題に遊びます。

 これが私のnoteの書き方、楽しみ方です。

 貴方は、どのようにnoteを書いていますか?



 拙文に最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました。願わくは、貴方がノルマという呪縛から解き放たれて、自由な執筆活動の楽しさを満喫できますように。


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渡邊惺仁
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