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「花咲く和紙」制作現場より

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#和紙

花咲く和紙ハーブミックスができました

花咲く和紙ハーブミックスができました

種から育てるということ

シードペーパーや花咲く和紙にも、通常の種子と同じように、種まきにふさわしい時期があります。春まき、秋まきという言葉もありますが、従来、秋の種まきは、多くの草花に適しており、また、春まきより虫がつきにくく育てやすい、と言われてきました。春まきは、植物によってですが、まき時が3月中旬から7月上旬までと長く、気温も上昇するので育てやすいというメリットがあります。

どちらの時期

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新商品「花咲く和紙クラフト」って?

新商品「花咲く和紙クラフト」って?

日本製のシードペーパー「花咲く和紙」に、新シリーズ「花咲く和紙クラフト」が誕生しました。この商品は封筒メーカーである株式会社イムラ封筒とSOUPの古紙循環プロジェクトによって生まれたものです。イムラ封筒とは1950年(大正7年)に創業し、国内シェアトップの老舗封筒メーカー。封筒の製作時に出る紙の切れ端を再利用したいとの思いから、SOUPとのコラボが実現しました。

古紙循環プロジェクトとは、企業参

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「花咲く和紙」の開発 その4 カモミール編

「花咲く和紙」の開発 その4 カモミール編


花咲く和紙のタネはカモミール。

まだまだ発展途上ですが、試行錯誤の末にこの春、商品化となった「花咲く和紙」。まず最初に漉き込んだのは、ジャーマンカモミールのタネ。白い花びらの真ん中が、こんもり黄色く盛り上がった可憐なハーブです。

カモミールを選んだ理由はいろいろありますが、まずはタネが小さいので、紙にしたときに表面がなめらかになり、和紙という名称が似合う風合いになるからです。また発芽率が高く

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