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読書家・サザヱ

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読書家サザヱの読書録。常に手元に本がないと、落ち着かない。半身浴をしながらの読書が、至福のひととき。
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「読書家・サザヱ」目次(保存版・随時更新)

「読書家・サザヱ」マガジンの目次です。2020年4月から読書録を書き続けてきましたが、記事の…

サザヱ
3年前
49

【読書録】『パーティーが終わって、中年が始まる』pha

今日ご紹介する本は、phaさんのエッセイ『パーティーが終わって、中年が始まる』(2024年、幻…

サザヱ
2日前
20

【読書録】『秋津温泉』藤原審爾

今日ご紹介する本は、藤原審爾の小説『秋津温泉』。 私が読んだのは、集英社文庫版(昭和53年…

サザヱ
2週間前
21

【読書録】『マインドセット』キャロル・S・ドゥエック("Mindset" by Dr. Carol S. …

今日ご紹介する本は、キャロル・S・ドゥエック著(今西康子訳)『マインドセット』(2016年、…

サザヱ
1か月前
16

【読書録】『それからの僕にはマラソンがあった』松浦弥太郎

今日ご紹介する本は、松浦弥太郎著『それからの僕にはマラソンがあった』(ちくま文庫、2022年…

サザヱ
1か月前
35

【読書録】『美食の教養』浜田岳文

今日ご紹介する本は、浜田岳文著『美食の教養』(ダイヤモンド社、2024年6月)。副題は、『世…

サザヱ
2か月前
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【読書録】『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和

今日ご紹介する本は、川口俊和の連作短編小説集『コーヒーが冷めないうちに』(サンマーク出版、2015年)。 作者の川口俊和氏は、もともとは劇団で、脚本家兼演出家として活動していた。本作品『コーヒーが冷めないうちに』は、川口氏が脚本を書き、演出した、同名の舞台作品に由来する。2011年にこの舞台を見に来た編集者が、川口氏に声をかけたことが、小説化のきっかけとなったそうだ。 当時、川口氏は40歳。ネットの記事等によると、演劇で食べていくことは大変で、45歳までは食べていくのがや

【読書録】『最後は住みたい町に暮らす』井形慶子

今日ご紹介する本は、井形慶子著の『最後は住みたい町に暮らす』(集英社、2024年2月)。 著…

サザヱ
2か月前
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【読書録】『街とその不確かな壁』村上春樹

今日ご紹介する本は、村上春樹の小説『街とその不確かな壁』(2023年、新潮社)。 小説家・村…

サザヱ
2か月前
32

【読書録】『国民の底意地の悪さが、日本経済低迷の元凶』加谷珪一

今日ご紹介する本は、加谷珪一氏の『国民の底意地の悪さが、日本経済低迷の元凶』(幻冬舎、20…

サザヱ
3か月前
17

【読書録】『SHOE DOG(シュー・ドッグ)』フィル・ナイト

今日ご紹介する本は、フィル・ナイト(Phil Knight)著の『SHOE DOG(シュー・ドッグ)』(201…

サザヱ
3か月前
16

【読書録】『天才たちの日課』メイソン・カリー

今日ご紹介する本は、メイソン・カリー(Mason Currey)氏の『天才たちの日課』(フィルムアー…

サザヱ
3か月前
27

【読書録】『老後の家がありません』元沢賀南子

今日ご紹介する本は、元沢賀南子『老後の家がありません』(2024年、中央公論新社)。副題は『…

サザヱ
4か月前
20

【読書録】『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』三宅香帆

今日ご紹介する本は、三宅香帆氏の『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(2024年4月、集英社新書)。 三宅氏は、1994年生まれの文芸評論家。『人生を狂わす名著50』など、読書術や文章術に関わる著作をお持ちだ。 働いていると本が読めなくなる。そう思っている人が多いのだろうか、今年前半の出版以降、瞬く間にベストセラーとなったという。帯の「疲れてスマホばかり見てしまうあなたへ」というキャッチコピーにドキッとした人も多いのではないだろうか。私もそのひとりだ。 (以下、ネタ