夫が毎日家にいても憂鬱にならない理由
5年前、10年前のわたしは、GWやお盆休みという終わりが決まっている休日さえ「そろそろ終わらないかなぁ」「ひとりの時間が早くほしい~」と思っていました。
夫は家事に協力的な人で、掃除を手伝ってくれることも、昼食や夕食を作ってくれることもあります。
友人からは「家事を手伝ってくれるなら、いたっていいじゃない」と言われたりもしましたが、なんだか分からないけれど一緒にいるだけで自分のペースが崩される気がしていたんです。
この夏は旅を終えても、お盆休みを終えても、夫はずっと家にいます。
仕事で痛め続けてきた身体を休めながら、自分が本当にやりたいことをゆっくり探すと言っています。
だけど、嫌気もなければ、一緒にいられてうれしいという感情もありません。
あるものは「ありのまま」や「リラックスした」という感情です。
夫が家にいてもいい。いなくてもいい。
わたしは普段と変わらず、わたしの時間を過ごしています。
憂鬱と感じていたころも、自分時間を過ごせていたはずなんですけどね…。
夫がいるから=夫の問題だと思っていましたが、わたしの内側の問題でした。
出来事が起きて感情が揺れたとき、「〇〇だったらよかったのに(そうならなかった)」という残念さや悲しさや怒りが元にあったりします。
起きた出来事を誰かのせいにせず、内側に問い続けて大事にしたいことを拾い集め、抱きしめる時間を重ねました。
果てしなく続くように感じたときもありましたが、その時間は少しずつわたしの芯を太くしてくれていました。
面倒くさいことに巻き込まれないように、前に出て責任を負わないように…。殻の中で安全に生きていたころに比べ、動けば動くほど人と関わることが増えるので心のマナ傷は絶えません。
だけどNVCを学び続けることで、どんな感情も受け入れることが怖くなくなり、出来事を回避するよりどう乗り越えるかを楽しめるようになりました。
夫がいてもいなくても揺さぶられない強さは、相手になにかを求めるとか、自分の中で解決策を探すとも違う新たな世界。
仲間とイエナプラン式フリースクール立ち上げを進めている最中ですが、「多様性」って言葉で言うのは簡単でも、多様性のある世界を体現するって本当に難しいんです。
現実にフリースクール立ち上げのメンバー内でも意思疎通が難しいときがありましたし、森のようちえんメンバーでさえすれ違いは起こります。
すれ違いは起きていいんです。すれ違いを避けるために、自分をなくして生きるのではなく、乗り越えていけるのが対話の魅力。
それぞれの個性や特性を尊重するために必要なことって、なにか特別なことを配慮するというより、《どんなあなたでも、どんなわたしでも、そのままでいい》と思える一人ひとりの受け皿を大きく深くすることなのかなと思っています。
だからこそ、一番深く対話したいのは自分なんですよね。
夫との日々の中で自分の成長や気づきを発見できて、こうして文章にできてうれしいです。
夫は毎日、大好きなモノつくりに没頭しています。
「得意な手作業を生かした職業が見つかるといいなぁ」と思いはじめているようです。
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《未来のためにできること》
8月のほっとカフェ(エンパシーサークル体験会)は子どもニーズカードを使って、親子体験会を開催します。
未来を生きる子どもたちに、もっと自分の感情を大事にしてほしい。
誰かの正解ではなく、自分の正解を芯にもって生きてもらいたい。
そのためには家庭の中で共感的なコミュニケーションを実践してもらうのが、一番の近道。
子どもの思いだけを優先させるでも、自分の思いを子どもにおしつけるのでもなく、どちらの想いや願いも大事にできるコミュニケーションツールをお子さんと共に学びませんか。
【日時】8/25(金) 10:30~12:00
【場所】福祉交流センター陽だまりサロン(笠原小学校内)
【定員】3~4組
【対象】小学生2年生~6年生のお子さまと保護者
【参加費】無料!
流れ
①簡単な自己紹介
②ニーズカードを見ながらたくさんある感情に気づく
③本当に伝えたいこと(ニーズ)の存在を知る
④カードを使った思いの伝え方実践
※話したくないことは無理に話さなくて大丈夫です。安心してご参加ください。
申込みや問い合わせは、コメントもしくメール(yoko.satolog@gmail.com)からご連絡ください。