暁 砂夜

この出会いに見合う詩を用意することが出来ていたら、と思います。 創作については今は(…

暁 砂夜

この出会いに見合う詩を用意することが出来ていたら、と思います。 創作については今は(TLが荒れまくっているため)Xよりタイッツーをお勧めします。 https://taittsuu.com/users/saya_u_bird

マガジン

  • 思い出の詩はチョコレートと

    チョコレートを食べるために書いた、 詩の勉強の記録の詩

最近の記事

《詩》睡魔へと言葉を

睡魔へと言葉を合わせた そんな日は集まりたがり 夜ふかしも夏も剥がれて 暦へと澄ました顔が 指をさし冬を見せます 落ちていく目蓋はきっと 続いてく明日に押され 閉ざされたその繋ぎ目は 本日は誰かの話 運べない記憶がひとつ またひとつ眼差しになる 思い出も私とだけの 過ごすのも私とだけの 誰からも離れた日々を 進めてく勝手な時間 明日から持ち出すように 問いかけに答えを賭けて またそっと心が重い バカみたい、バカみたいだね ひとりへと結ばないよう 少しずつ集まっていく そんな日

    • 《詩: 14行詩》もしもしと

      2014年8月1日-8月10日 X での投稿: 2020年8月23日 もしもしと尋ねることが許されて、尋ねる耳を間違えること 無いならば。ただ徒に吹き荒ぶ嵐の中に、為す術もなく あるだろう、閉じこもり屋で、それでいて融け合っている、言葉に部屋を あと、鍵も。大丈夫と言うことが出来ない代わり、酷い嵐が 来ないよう、用意すること、そればかり考えていて。君の言葉が 耐えられず、ただ閉じこもる、その為に必要のない声を出すこと、 あと他に、悟られること無いように。尋ねることが出来るの

      • 《詩: serventese》指し示す

        serventese duato 指し示す 場を失う針 進んでは 置き換える恋 巡ろうと 閉じてく心 穏やかな 日を知る音色 口癖に したくはなくて それよりも 言えなくなって そこにいる あなたに困る つなぐ間は でも止まってる 言葉への 声の込め方 想えたら ただ溶け込めた? 眼差しに 滲む私の 他人事を 語る傷跡 忘れゆく その道連れに 自虐に 沿う行き止まり 2024年7月27日 - 8月10日 14行詩 1行: 5文字 + 7文字 押韻: ii -

        • 《詩: serventese》見覚えのある

          見覚えのあることばかり それでもまるで言いがかり いつもなんでか言いたがり 拭えない 出来れば何も知らせない 伝えそびれて仕方ない ここではもう知りたくない 感情 出来ないだらけの異常 間違いの独壇場 それでも居たい心情 増えるかな 2024年6月22日 - 6月23日 1行: 7文字 + 5文字 各節の4行目は5文字で、次の節の押韻をする serventese を知ったのはイタリア語の辞書からでした。辞書にはsirventese とあったので、検索時は少々困りまし

        《詩》睡魔へと言葉を

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        • 思い出の詩はチョコレートと
          9本

        記事

          《詩: cobla》

          cobla のretrogradadas というかたちを、 こんな感じかな?と考えながら書いてみました。 コブラ (詩) - Wikipedia 詩まだ非公開です。公開日は未定です。 詩を書いていた時の記録被害妄想の詳細

          《詩: cobla》

          《詩》学びから

          これは、アラビア語の特徴を日本語で覚える試みです。 01 学びから  aaiaa 02 書き記す  aiiuu 03 題材に   aiaii 04 開花する  aiauu 05 瑣末な場    aauaa 06 失った   uiaua 07 菓子ばかり aiaai 08 気にします iiiau 09 花びらに  aaiai 10 記すには  iuuia 11 浅すぎる  aauiu 12 日々に棲む iiiuu 13 機会たち  iaiai 14 気がかりな iaai

          《詩》学びから

          《詩: サッポー詩体》噫と懊悩

          ー: 長音 U: 短音 ×: どっちでもいい 文字数:7、5、7 ーUー×    ーUUー    Uー× 噫と懊悩  数奇な今日  孤城に 同意窮す  零時のショー 無情で ノーは幽閉 もう感情   不浄に ーUUー× 壮月弄す こういう区切り方もある、と紹介されていた書き方 X: 2023年2月28日 ーUー×    ーUU   ーUー× 数奇懊悩  拍子に  抗す早計 窮す同意  調子は  濃霧傾向 情にルーペ 今日だけ ノーは幽閉 ーUUー× 壮月通る 作成の経

          《詩: サッポー詩体》噫と懊悩

          《詩: アナクレオン体》そのうちみんな

          そのうちみんな 代わりも他も 占う為に 散る花になる そして彩る 時計の針に そしたらやっと この花束の 内緒話 キミにあふれて もっとちゃんと この毎日の 思い出話 ボクも居れそう 2023年11月29日 読み方 占う為に散る花になる そして、彩る時計の針に アナクレオン体に似合う内容を私なりに書こうとしましたが、 私は失敗したのだと思います。 書いた当時の私を、私はもう忘れてしまったようです。 詩に添えた言葉も「もう週末のことを忘れていた」でした。 2024年6

          《詩: アナクレオン体》そのうちみんな

          《14行詩》そうしてまた

          そうしてまた 千切れた続きが戻ってくる 通れない語り、想い、ひととき 瞳に当て嵌めていけば 疾うに失った道が 息を吹き返して 視界を背に 転がり出ていく 彷徨いには悪酔いの痕 千切れても 逆らわずに生える 命でもない 選ばれた終わりを巡る くるくると土になりかわる 根にらしさがこもる 彷徨うさま夢へと浚う 2022年1月27日-2022年2月1日 14行詩 この詩を書いたあとに起きたこと

          《14行詩》そうしてまた

          《長歌》また頬を赤く染めては

          また頬を赤く染めては 時計へと見出す視線 ほぞを噛み探す居場所 もう何度組み立てたのか 多少はとどまれてるか 喉元を過ぎてく試練 ただそこで手をこまぬいた 結末を日々と呼ぶから 手に余るばかりの言葉 まだ麻痺を覆う瞳を 時計へと運んでる針 背に腹はかえられぬまま 身を入れた私はいつだ 過ごし方後悔だけで身に付くとでも 2022年7月11日-2022年10月31日 長歌+14行詩 各スタンザの始まり方と3行目にルールを設けました。 1: また、ほぞを噛む 2: もう

          《長歌》また頬を赤く染めては

          《自由詩》底に沈んでゆくのが

          2014年8月1日底に沈んでゆくのが 好きなように見える でもそうは言っても もとより底で生まれ そこに足がつかない その為に沈むことが 己の足の裏に出会う 唯一の術だっただけ そして本当は底には 辿り着くことがない ことには気付いてた 変わりゆくことない 底を踏み歩むことは 不可能に見えるけど この底が消えるのは ないと確信してます 16行(1行9文字) 計144文字 某ゲームのリマスターが発売されたのは同年ですが、 その時に私は初めて謳い文句を知りました。 この詩を作っ

          《自由詩》底に沈んでゆくのが

          《詩》きっと多分違う人

          きっと多分違う人 「記念にひとつくださいな」 記憶を水蛇が横切った 話にもならない話 話から逃げていくのを 離れていくのを 話で繋ぎ止めた 離れていった 始まった 嵌った 這った はたと気付いた時には 話は無かった 話さないと決めていたのに 話したからだよ もし信じてもらえるならと話した話 妄想のひとつでしかない夢の話 もっと話せば 妄想は現実を見る事が出来たのか 持ってこられたものは案外少なかった 妄想が日常を軋ませた 妄想に鋭い眼光 2011年10月2日 始まり

          《詩》きっと多分違う人

          《詩: 碁盤の歌》零れ落ちていった

          縦の行は、右からでも左からでも読めるようにしました。 横の行は、上下の空間を意識しました。 碁盤の歌を知ったのは2015年のことで、 本の話WEBの「ことばのおもちゃ缶」という連載からでした。 今回書くきっかけになったのは、 アニメ「勇気爆発バーンブレイバーン」の感想で、X上に投稿されていました。 (主要キャラクターの名前を呼びづらくなる経験も、あんまりないと思います……。) 最初は折句だと思ったのですが、後になって碁盤の歌の存在を思い出しました。 X では、最後に碁

          《詩: 碁盤の歌》零れ落ちていった

          《リメリック》境界 訪うた洋傘

          境界 訪うた洋傘 用は封じ手 蝶舞い 降雨桃源 抱負通じて 拾遺が 凍る冷雨だ 愁眉は 疾うに敬具だ 氷解 覆う風化よ どうか応じて 2023年2月11日 - 2023年2月16日 https://x.com/sAyAubAde/status/1626244373838172160 詩の形式: リメリック (Wikipedia) 韻脚: ダクテュロス (Wikipedia) 文字通りに読む言葉と、 文字通りではなく、母音を伸ばして発音していい言葉を、 ダクテュロスと

          《リメリック》境界 訪うた洋傘

          《詩》なんとなく 見つかったこと

          なんとなく 見つかったこと 勘と合う 間違いもある? 俯瞰する パズルの行方 予感には 完成間近 言いかける なんでどうして 透明は 未定のなのに 見つめると 通せんぼする 目が合った そんな気がする 私から 連れ去ってきた 心から 攫っていてね おはように 聞こえる言葉 記憶すること 2023年1月9日 - 2023年1月20日 https://x.com/sAyAubAde/status/1616768915115499529

          《詩》なんとなく 見つかったこと

          《詩》もしも……って らしくないのに

          もしも……って らしくないのに だけど。って 忘れて見たい 居てみたい 心地があって 声のない 頭をまわる 声なのに 欲しいよねって はぐれてた 影、呼ばれたい 大好きに 居て見てみたい これなんだ って思いたい 正直。 嘘つき止まれ 嬉しいに にじんでしまえ グッナイ!で 誰かのラブが 代わりにダイブ 2022年11月28日 - 2022年12月04日 https://x.com/sAyAubAde/status/1599748947014463489 詩を書いていた

          《詩》もしも……って らしくないのに