《詩》睡魔へと言葉を
睡魔へと言葉を合わせた
そんな日は集まりたがり
夜ふかしも夏も剥がれて
暦へと澄ました顔が
指をさし冬を見せます
落ちていく目蓋はきっと
続いてく明日に押され
閉ざされたその繋ぎ目は
本日は誰かの話
運べない記憶がひとつ
またひとつ眼差しになる
思い出も私とだけの
過ごすのも私とだけの
誰からも離れた日々を
進めてく勝手な時間
明日から持ち出すように
問いかけに答えを賭けて
またそっと心が重い
バカみたい、バカみたいだね
ひとりへと結ばないよう
少しずつ集まっていく
そんな日に映る景色は
言葉へと秤にかけて
心への時を行きます
2023年11月12日-2023年11月19日
24行(1行: 5文字+7文字)