自分の内側がよく分かる瞑想
Day15:
今朝の姉とのセッションは食べる瞑想から始まった。
姉の指示の元、まずは大粒のレーズンを眺める。
シワシワだな〜食べたいな〜香りを嗅ぎたいな〜。
香りを嗅いでみる。お〜〜レーズン独特の芳醇な甘い香りだな〜、、よだれがじわと出てくるのを感じる。食べたいな〜〜。
口に入れて、舌の上に1分置いておく。まだ、レーズンの味は感じない、レーズンのシワシワな感触を感じる。あれ、でもなんかほんのりなレーズンの味が出てきたぞ、、、噛みたい。
右の奥歯でゆっくり一噛みして1分置く。じんわりレーズンの味が広がる。途端に甘さが口に広がり、甘くておいし〜。となると同時に、う〜んもっと噛みたいという衝動が出てくる。
左の奥歯でゆっくり一噛みして1分置く。真っ二つになったレーズンは、さらにじんわりと甘さとレーズンの味が口いっぱいに広がり、じんわりと唾液が出る。あ〜もっと噛みたい、、、
今度はゆっくり3回噛んでみる。やった〜噛める。噛むたびにレーズンのジュースが口いっぱいに広がり、レーズン自体も細かくなっていく。あ〜〜そろそろ飲み込みたいな〜〜。
姉の飲み込んで良いという許可はまだ下りない。。。
「では、1分かけてゆっくり噛みながらでいいので飲み込んでいきます。」
ゆっくり噛みながら少しずつ飲み込んでいく。少しずつレーズンが飲み込まれていく。あ〜〜レーズンがもうすぐ無くなっちゃう。徐々に甘みが口から消えていく。
1分かけて飲み込んだ。
実に5分かけて一粒のレーズンをじっくり味わいながら食べた。味、食感、香、喉ごしなどを最大限に感じながらじっくりと味わうことをした。
さすがに一粒のレーズンを5分かけて食べたことはないけれど、普段いかに数回だけのそしゃくであっという間に食べ物を飲み込んでしまうかということを思い知った。食べることって、こんなにもたくさんの感覚が体感できるんだな。ちょっと感動。
いよいよ座ってのヴィパッサナー瞑想。
意識が飛んでも捕まえない、
ありのままを観察する瞑想。
歩いてのヴィパッサナーの時は、歩行から感じる足の感覚、景色が変わることで入ってくる情報などが多かった。
座って目を閉じている状態でのヴィパッサナーは、自分の湧き上がってくる想いの回数が圧倒的に多かった。
数日前に見た、ユヴァル・ノア・ハラリ(イスラエルの歴史学者)の動画での話がどうやら強く印象に残っているようで、ちょいちょいそのことが浮かぶ。何回も浮かぶものだから、途中で笑けてきてしまった。私はそんなにもその話を姉にしたいようだ。😅
サマタ瞑想の「意識が飛んだら呼吸にもどす」とは違い、自分のマインドは自由に意識が飛び、いろいろ感じては想うを繰り返す(でもストーリーは展開させない)。
ヴィパッサナーは気付きの瞑想と言われるだけに、自分の内側がよく分かる、自分のマインドはどういう状態なのかがよく分かる瞑想で面白い。
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↑↑の体験の様子は↓↓から聞けます。