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WEBマーケター、小説を売る。

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イシカワ サトシです。 このマガジンは『小説の価値を上げる。』をテーマに着目した一風変わった読書ブログです。
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#コラム

【考察】私が『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を、村上春樹の入門小説として推す理由

【考察】私が『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を、村上春樹の入門小説として推す理由

・村上春樹の小説を読んでみようと思うけど、何から読めば良いのかわからない。
・小説は読まないけど、村上春樹は有名なので読んでみたい。
・一番有名な『ノルウェイの森』を読んでみたけど、読んでも何が良いのかわからない。

日本はもちろんのこと、世界でも相当有名な作家、村上春樹。

一番売れたであろう『ノルウェイの森』や『1Q84』、最近発売された『騎士団長殺し』など、ニュースでも取り上げられることが多

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【考察】村上春樹『海辺のカフカ』は、大切な人を「失いそうな瞬間」に読むべき小説、なのかもしれない

【考察】村上春樹『海辺のカフカ』は、大切な人を「失いそうな瞬間」に読むべき小説、なのかもしれない

はじめに:世界で高評価だが意味不明な小説の定番『海辺のカフカ』ご閲覧いただき、誠にありがとうございます。イシカワ サトシです。
このnoteは『小説の価値を上げる』を目的とした一風変わった読書ブログです。

第七弾は『海辺のカフカ』

日本はもちろんのこと、世界でもおそらく一番知名度の高い日本人作家、村上春樹。世界中に村上春樹ファンがいます。毎回、ノーベル賞受賞式のタイミングでニュースに出てくる人

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【考察】伊藤計劃『ハーモニー』で理想的な職場環境を考える

【考察】伊藤計劃『ハーモニー』で理想的な職場環境を考える

はじめに:夭折の天才SF作家・伊藤計劃ご閲覧いただき、誠にありがとうございます。イシカワ サトシです。
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第五弾は伊藤計劃の『ハーモニー』

34歳で惜しくも亡くなった、日本が世界に誇る天才SF作家、伊藤計劃。活動期間はわずか2年ほど。伊藤計劃が執筆したオリジナル長編は『虐殺器官』『ハーモニー』『屍者の帝国』の3作だけで

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【考察】三島由紀夫『午後の曳航』で芸能人のスキャンダルを考える

【考察】三島由紀夫『午後の曳航』で芸能人のスキャンダルを考える

はじめに:三島由紀夫が一番好きだご閲覧いただき、誠にありがとうございます。イシカワ サトシです。
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第四弾は三島由紀夫の『午後の曳航』

緻密な文体で構成される文学作品はもちろん、本人の生き様含め、日本文学に多大な影響を残した三島由紀夫。最高傑作として名高い「金閣寺」をはじめ、「仮面の告白」「豊饒の海」「鏡子の家」「美し

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