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Satomi
2021年4月27日 09:21
私の谷崎潤一郎との出会いは痴人の愛。しおらしい女性を妻にしたつもりが、次第に支配されていき、それを甘んじて受け入れる夫、という夫婦生活を描いた作品です。純文学について学問的には何も知らないし、谷崎潤一郎についてもまだまだニワカなのですが、私なりに魅力をお伝えしたいなと思います。人間味谷崎潤一郎の作品を読んでて一番楽しいポイントは『人間味』です。物語の中心の人物に真っ当な人間が描かれることは