文才を目の当たりに。【読書感想】
世にも珍しい歌人芸人による一冊。
自身の小さな不幸話を
5 7 5 7 7の31字で
短歌に仕上げられています。
加えてその短歌にまつわる
エピソードの詳細が
3ページ程度でしたためられています。
見栄、弱気、不安、怠惰、
人間の弱い部分を歌う歌集です。
そうそう分かる分かると
強く共感する部分や
声を出して笑ってしまう部分が
たくさん登場しますので
終始ニマニマして読み進められます。
そして、流石は歌人です。
エピソードに一切の無駄がない。
そのため飽きずにテンポよく
最後まで読み切ることが出来ます。
また各エピソードを締めくくる、
ラスト1行が秀逸なんです!!
既に読んだ人は分かってくれますよね笑
あまりの文才にネタが気になってしまい、
YouTubeに上がってた動画を
見に行ってしまいましたが、
それはイマイチでした。
とは言え本物の文才を
目の当たりにした気がしました。
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