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里むつき
2023年7月28日 13:33
尊氏「ありません」(2000文字ほどの記事です)はじめに 相変わらずちびちびと古文書を読む勉強をしています。 勉強してるからには自分が読んだ一次史料から記事を書きたいという思いもあり、noteの投稿は時代が近い江戸末期・明治の記事のものが多いです。 たった150年ほど前の古文書で四苦八苦しているのに、700年も前の南北朝時代のものなんて読めるわけない・・・と思いながら、この前なんの
2023年3月21日 16:02
謹慎を解かれた久坂が、京都から萩にいるお文さんに送った手紙です。 自由の身になってほっとしたのか、今回の手紙は(も?)ほとんど和歌について話しています。 和歌は、久坂の特技の1つ。 松下村塾に入る前から和歌が得意で、女性から好かれる要因の1つだったようです。(平安時代みたい) さらに塾生によると久坂は美声の持ち主だったらしいので、和歌を詠む姿は映えたでしょう。 そんな久坂から
2023年3月2日 21:44
今回の手紙、久坂はどこからお文さんに送っているのかというと、なんと京都の謹慎先です。 謹慎の原因となったのは『航海遠略策』です。『航海遠略策』に騒ぐ塾生たち いわゆる大攘夷ですね。 そしてそれは幕府に恭順を示すということでもあります。 この考え方は長井雅楽という藩内でも秀才として知られた家臣が作ったもので、藩主・毛利敬親や長井と対立していた周布政之助も感心して藩論とすることを認めた
2023年2月17日 20:29
最初に 久坂から妻・お文さん(吉田松陰の妹)に宛てた手紙は、まとめて涙袖帖と呼ばれています。 お文さんは久坂からもらった手紙を全て大事に保管しており、久坂が禁門の変で亡くなり、小田村伊之助と再婚したときも手紙を持参していました。 再婚相手・伊之助は久坂の同志とも言える仲間で、久坂の手紙にひどく感激して、手紙で3巻の巻物を作ったそうです。 このとき、伊之助が手紙を整理しながら涙で袖を濡
2023年1月13日 22:41
今回は江戸にいる高杉さんが、同じく江戸で勤務中の桂さんに宛てて書いた手紙を訳してみました。 高杉さんから桂さんに宛てた手紙の中では1番有名かもしれません。(しっかり解読できたところは相変わらず少ないです。練習中なのでご了承ください...)桂小五郎宛(文久2年9月28日)「尾張町の蒲焼き屋さんで待ってるよ。(対馬藩の内紛について話したいことがある、と続く)」 蒲焼店の名前である
2022年12月26日 23:04
写真は茨城県笠間市の町並みです。 古文書解読2回目。 今回訳してみたのは「亡命誓書」と言われる、いわゆる高杉さんの置き手紙です。 なんと3文のみ! 短かかったため、なんとか全文訳すことができました。⚠︎素人が訳しています。置き手紙(文久2年閏8月27日)全文訳すの大変! 今回難しかったのは、この置き手紙の中に漢文も含まれており(江戸時代の古文書は大体漢文を使って
2022年12月20日 14:25
突然ですが・・・ 私は高校生のときに古文書を読みたい!と思って手を出しましたが、草書体・行書体(くずし字のようなもの)を覚えるので精一杯で3年間が終わってしまいました。 今年、通信大学に入り勉強する意欲も少しずつ湧いてきて、「もう一度古文書に挑戦してみようかな・・・」とふと思いました。 しかし読み始めるとやっぱり難しく、また諦めてしまいそうなので、一つの古文書を完璧に読むのは諦めることに