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【読書】2024年に読んだ本ベスト3! はるはる編

こんにちは、さしす文庫です。
この記事では、2024年に読んだ本(漫画以外。漫画編は別の記事で行います)の中からベスト3を発表します!

今回ははるはる編です。
※順不同です。

No.1 『ヤクモとキリヱ』著:てにをは

あらすじ
住所:事故物件(月200円)オカルト退治で飯食ってます。

山田厄雲。最終学歴:中卒、住所:事故物件、無職。絶賛仕事募集中。特技:神も仏も悪霊も腕力だけで殴り飛ばす!
キリヱ。ヤクモに取り憑いた凶悪な怨霊。ヤクモに他の霊が取り憑くのを決して許さない、可愛いヤキモチ焼き(?)
手段を選ばず食い扶持を稼ぐ一人と一霊は、ある日神代寮と名乗る組織と邂逅する。その組織は、日本古来の土地神や妖怪を食い荒らす海外由来の超常的存在・外来呪に対処する霊能力者たちの集まりだった。
丁寧な調査・解決で裏の治安を守っているらしい彼らを前に、ヤクモは一言「殴った方が早い」!
神代寮は果たしてヤクモのまともな就職先になれるのか!? 爽快オカルトバトル、開幕!

ホラーや都市伝説、妖怪系が苦手なはるはるですが、これから自分が書きたい、書こうとしている長編作品が怪異や妖怪の要素を少し含みそうだったことやアニメのダンダダンにはまったことで購入をした作品です。

日本VS西洋の都市伝説や怪異という設定・世界観が面白いのはもちろんのこと、バトルシーンも迫力がって爽快でサクサクと読み進められました。
1冊にしては登場するキャラ数がとても多いのですが、どのキャラもしっかり立っていて、「このキャラどんなキャラだっけ……」とはなりませんでした。とにかくキリヱさん(表紙の主人公の背後にいる女性)が可愛いです。
また、神視点(三人称)で描かれており作中の主人公格(視点の主)となる人物は色々と変化していくのですが、状況が迷子になることなく、すっと何の障壁もなく読むことができました。神視点(三人称で視点が色々と変わる作品)だと途中でぐちゃぐちゃになってしまう印象も強いのでびっくりしました。
雰囲気や設定など、とても勉強になった作品でした。

No.2 『俯瞰する力 自分と向き合い進化し続けた27年間の記録』著:福永祐一


こちらは2024年上半期に読んだおすすめ本の記事でも紹介させていただいた本です。
元競馬の騎手で、現在は調教師をしている福永祐一さんの著書になります。

競馬や馬、仲間の騎手についてや、それ以外の人間的な部分や考え方についてなど競馬ファンはもちろんですが、福永さんは理論派で説明が上手く、言語化が上手い方なので普段は競馬を見ない方でも楽しめる一冊だと思います。


No.3 『言の葉連想時点』編:遊泳舎 絵:あわい

イラストから連想して言葉を探せる、あたらしい辞典。
「思わずグッとくる、洗練された言い回しを知りたい」
「心が洗われるような、美しい日本語を味わいたい」……。
本書は、日常を少しだけ豊かにしてくれる粋な言葉の数々と、繊細で美しいイラストが詰まった「表現の宝箱」。
語彙力を磨きたい大人や、表現力を磨きたいクリエイターにもおすすめの、インスピレーションを与える一冊です。
(Amazon商品ページの紹介より)

「春」「夏」「秋」「冬」や「花」「鳥」「風」「月」など季節や自然、天候などに関係する漢字一文字から連想される言葉を素敵なイラストとともにセレクトした新しい辞典です。
知っていればどこかで使いたくなるような風流で美しい、繊細な日本語が選出されており、イラストと一緒に楽しむことができる一冊となっています。

選ばれている単語は癖に刺さりますし、あわいさんのイラストもめちゃくちゃ可愛いです! おすすめです!



また、さしす文庫は2/9(日)に行われる文学フリマ広島7に出店します!
新刊『抽選で超高性能アンドロイドが当たったアンソロジー』をはじめ、既刊も販売しますので、ぜひよろしくお願いします!!!


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