国産レモンを大量に手に入れたので、台湾スイーツ「オーギョーチ」を作ってみた
ある日、国産のレモンを大量にいただいた。
一度にぜんぶは使いきれないし、絞るのめんどくさいしと、もじもじしていたら、レモンが柔らかくなってきた。痛む前に保存しないと。
せっかくの国産のレモン。
国産レモンは買うと1つ300円する高級なシロモノ。
国産レモンを手に入れたときにだけ、薄皮も取って冷凍保存しておくのが、我が家流。
外国レモンは農薬の安全性などがよくわからないが、国産のレモンであれば、きっと皮も食べられるはず、というのが母の言い分だ。
なんとなくそんな気もする。「イワシの頭も信心から」というし。
写真のゼスターという道具が皮剥きに便利。
ゼスターはチーズを削る時にも使う。
もちろんレモン汁も絞っておく。
絞ったレモン汁はジップロックに平らな状態で冷凍保存しておくと使いやすい。
レモンの匂いに誘われて、なにかレモンを使ったおいしいものが作りたくなった。
ふと立ち寄ったカルディで、今の気分にぴったりのものを見つけた。しかも混ぜるだけの簡単なやつ。
台湾の夏のおやつ、「オーギョーチ」だ。
「オーギョーチ」は楊貴妃も好んで食べていたという、台湾の定番スイーツ。
「愛玉子」というくだものに似せた柑橘系のさわやかな味で、寒天ともゼリーともちがう食感がクセになる。こんにゃくゼリーのようにぷるぷるしたゼリー。
作り方といっても、材料をまぜて冷蔵庫で冷やすだけ。
レモン汁がたくさんあるので、箱の裏に書いてある「おすすめの食べ方」の愛玉レモンウォーターを作って食べることにした。
これも材料を混ぜて、冷やすだけ。
レモンウォーターにオーギョーチを入れて、レモンを添えて、いただきます。
食べてみると、なつかしい台湾の本場のオーギョーチそのもの。
冷やしたことで、すごく涼やかで初夏らしいスイーツになった。
伝わってほしい、このぷるんぷるん感。
こんにゃくゼリーのような、硬めのゼリー好きなわたしにはたまらん食感。
オーギョーチというゼリー自体は水をそのままゼリーにしたかのようで、どこか懐かしいほのかな甘みがある。
オーギョーチをレモンウォーターというシロップに浮かべることで、甘さが増して、レモンの爽快感がやみつきになる。レモンって悩ましいくらい、夏にぴったり。
台湾では夕方になるとご飯やスイーツの屋台が並ぶ。屋台にはぬるいオーギョーチが売っていた。
ぬるいせいで甘さが際立って、駄菓子みたいな、おもちゃみたいな甘さになってしまうのが、昭和のレトロスイーツみたいで好きだった。
レシピには3人分と書いてあったが、母と2人でペロリと食べてしまった。
わざわざシロップを作らなくても、三ツ矢サイダーやレモンサイダーにオーギョーチゼリーを浮かべて食べてもおいしそう。
レモンサワーに浮かべて、大人のオーギョーチもいいな。
これならもっと手軽だからハマっちゃいそう。
この夏はオーギョーチゼリーをぜひご賞味あれ☀️
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