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あたりまえの日常を手紙に

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わが子が15歳になったときに渡す手紙です。
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#父親

#37 あの人がいるから、頑張れる

#37 あの人がいるから、頑張れる

(4歳のわが子が15歳になったときに渡す手紙です)

君は最近フラフープにハマっています。(発音が難しいようで、フラウーフと言っています)

最初は、一生懸命腰を振っても、すぐにフラフープを落としていました。しかし、練習を重ねると、バランスをとってフラフープを腰で回すことができるようになってきました。

4歳児が、腰をフリフリしている姿はなかなか可愛いものでしたよ。もうフラフープなんて何年もやって

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#35 「できないことは、やりたくない」

#35 「できないことは、やりたくない」

(4歳の娘が15歳になったときに渡す手紙です)

君は最近、「できない。いや!」と大きな声で拒否することが増えています。

ひらがなを書き写しているとき、上手くできなくて「イヤ!」
着替えるとき、スパッツが上手くはけなくて「イヤ!」
お箸で、上手くご飯が食べられなくて「イヤ!」

イヤイヤ期なんて、とっくに終わっているのに、やたらと「イヤ」と言っています。私も困って、それならやらなくていい!と怒る

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#34 人の話を聴ければ、人生が豊かになるよ

#34 人の話を聴ければ、人生が豊かになるよ

(4歳の娘が15歳になったときに渡す手紙です)

君は幼稚園に通って、数ヶ月が経ってだいぶしっかりしてきました。なんたって、帰ってきた明日の予定を詳細に説明できるんですから。

「明日は体育があって、跳び箱と鬼ごっこをやる。体育する服を着ていくんだよ」と、明日何が行われるのか、何が必要なのかを理解しています。しっかりものです。

今でも、人の話をしっかりと聞いて、内容を理解していますか。

幼稚園

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#5 ありきたりなものほど、心を動かす

(15歳になった時に、わが子に渡す手紙です)

仕事納めの日、家に帰ると
「今年一年お疲れ様」とバラを一輪もらいました。

覚えていますか。
君が母親に頼んで買ってもらったバラです。

君の母が「今日でパパは今年のお仕事終わりなんだよ」と言うと、君は「だったら、お花あげたらいいんじゃない」と母親に言ったそうです。

どこまでもストレートな心根に、心洗われる気持ちになりました。

4歳の子どもがどう

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あたりまえの日常を手紙として残しておくよ

あたりまえの日常を手紙として残しておくよ

最近、
「人生」とか、
「幸せ」とか、
「生きる」とか、
「キャリア」とか、

そんなことをよく考えている。

そんなことばかり考えないで、現実を見ろよって
心のどこかで思っています。

けど、そういった抽象的なことを考えるのが、好きなんだなってあらためて感じています。

「人生」って考えた時に、まず思い出すのが、森信三先生。この本を書いた人(正確には、授業をした人)

人生二度なし

人の人生は

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