#37 あの人がいるから、頑張れる
(4歳のわが子が15歳になったときに渡す手紙です)
君は最近フラフープにハマっています。(発音が難しいようで、フラウーフと言っています)
最初は、一生懸命腰を振っても、すぐにフラフープを落としていました。しかし、練習を重ねると、バランスをとってフラフープを腰で回すことができるようになってきました。
4歳児が、腰をフリフリしている姿はなかなか可愛いものでしたよ。もうフラフープなんて何年もやっていないですよね。
なぜ君がフラフープを楽しんでいるのか、 と考えてみると、きっと父親や母親が喜んでいたからだと思います。というのも、フラフープを上手く回せるような君を見て、君の母親はホントに驚いて、「すごい!」と言っていました。
すると君は「バァバとジィジにも見せたい!」と実家に帰るときもフラフープを持っていってましたよ。
誰かが喜ぶ顔を見て、頑張ろう、もっと上手になろうと練習をしていたキミ。単純に身体を動かすのも楽しいから、集中して、いつまでもフラフープを回しています。
大きくなった君は、フラフープはやりませよね。ただ、誰かが喜ぶ顔を見て、頑張ろうって思うことはあるではないですか。その相手は、家族や友達、身の回りよ助けを必要としている人でしょうか。
あの人に見せてあげたい。あの人に喜んでもらいたい。そんな気持ちを忘れずに日々過ごしていきたいですね。