自分へのご褒美の危険性を知っていますか? 安全基地を作るメリットとは
こんにちは。
心のセルフケアラボ、サリューナです。
みなさんは心の安全基地をご存知ですか?
今日は、これについてお話しします。
安全基地 Secure Base とは
元々は災害時のシェルターの意味ですが、心理学者のメアリー・エインスワースが1982年に人間の愛着行動に関する概念として提唱し今は心理学の分野でよく使われるようになりました。
子供は親との信頼関係によって育まれる『心の安全基地』の存在によって外の世界を探索でき、戻ってきたときには喜んで迎えられると確信することで帰ることができます。
つまり、安全基地は幼少期にすでに作られるんです。
"親との信頼関係"
"喜んで迎えられると確信する"
みなさんはどうですか。
その感覚が今もありますか。
私はありません。
今も昔も、信頼関係はお互いにないし
喜んで迎えられるという感覚があまりわかりません。
親は自分に愛があることはわかっています。
わかりますが、それが
"条件付き"
であるような感覚がずっと今でもあります。
おそらく本人たちは自覚していませんし
私の思い込みかもしれません。
条件をつけているつもりはないはずです。
でも、どんなだめな私でも、問題を抱えていても、
無条件に助けてもらえる気がしません。
喜んで迎えてもらえる気がしません。
私はもうこれはしょうがないと思っています。
安全基地を大人になった今から作る
つまり親との関係を再構築するのは難易度が高い。
もう親がいない場合はそれも現実的はありませんし。
だから私は自分で自分の安全基地を作ることにしました。
自分が自分の親の役割を今からするということです。
自分が自分と信頼関係を築き、どんな状況でも喜んで迎え入れる
あなたは…
うまくいかないときに否定していませんか?
できていなくても自分責めをしないで寄り添えていますか?
周りが敵ばかりに見えても、大丈夫だと自分を励ませていますか?
自分の中にドロドロしたもの(嫉妬や怒り)があることを許せていますか?
あなたにはすでに安全基地を作れる力があります。
大好きな友達
好きなこと (映画、マンガ、ゲーム、サウナ、グルメなど)
全ジャンルの趣味
夢中になれること (好きなアイドルや芸人など)
それはあなたの周りにすでにあっていつでもアクセスできます。
だから安心したい時はそのどれかを好きに選ぶことができます。
そして自分の世界を自分で安心する世界にできるんです。
現実世界がどうなっていても自分が安定できます。
だから私はこのような自分の安全基地をたくさん持っています。
好きなことや現実を忘れるくらい熱中できること、リラックスできることなど。
そこに対しては"自分へのご褒美"という感覚はありません。
ご褒美というのは、その前に自分を追い込んでいるということだからです。
がんばったから、がまんしたからこれをしてもいいよね。
お金かけてもいいよね。というマインドです。
これはもう上記に書いた"条件付きの愛"そのものです。
それは我慢してがんばった自分しか喜んで迎え入れない親です。
だからご褒美はダメなんです。
苦しんでなくても
何も達成していなくても
今すぐ自分にそれをあげていいんです。
それによって通常モードの自分がもっと幸せでいられます。
安心していられます。
もっと挑戦しようという活力が出てきます。
安心感、満足感がベースにあると、自然と前向きなエネルギーが出てきます。
まずは安全基地を強固なものに作り上げましょう。
安全基地があるという安心感から、子供は親を離れて冒険できます。
好きなこと、自分の気持ちが上がるもの、人、活動のリストを作ってみてください。
フォローやスキをいただけるととても励みになります。
今日も応援しています。
サリューナ