職域救急シリーズ 第3回
今回はいわゆる臨床の救急現場に近い話ではなく、産業保健現場の本丸ともいえる「予防」の視点にたって、将来の救急疾患リスクとなり得るお話ができればと思い、書いてみました。なお、事例は筆者の経験をベースとしつつも架空のものです。
【事例】40才男性(以下Bさん)
総合貿易会社の事務職員。肥満なし、糖尿病なし、高血圧なし。飲酒習慣なし、運動習慣あり。喫煙者 20本/日x20年。当社では、保健師が定期健康診断の結果がでた直後に、社員への全員面談を行っている。Aさんと保健師の面談場面