『七十二候』大雨時行‥たいうときどきふる

『大雨時行‥たいうときどきふる』
　　　　　　　　　　　８月2日から6日ごろ

８月に入りましたね。

家ではあまり聞こえないのですが
出かけた先で、車のドアを開けた瞬間
蝉の鳴き声や虫たちのさえずりが
聞こえてきてより暑さを感じ、夏に色を添えてくれます。　

夏の終わりには
もくもくの入道雲を合図に
集中豪雨や夕立など雨が激しく降り

雨上がりの虹の空に‥
アスファルトの匂いの中に‥
あーもうすぐ夏が終わるなんだなぁと感じたものです。

しかし、ここ近年は気象の変化に伴い
今年は梅雨が明けてから局地的な豪雨や突然の雨が降る日が続き
それはわたしたちの生活を脅かすほど。

昨年の話になりますが
出勤途中に豪雨にあい、通い慣れた道路が
短時間で雨に埋もれ冠水し

狭い道を回避し通った道路もまた
タイヤの半分埋まるほど。

そこまでの雨は経験したことがなかったので
恐る恐るゆっくりと車で通ったのですが
(通るしかなかったのですが‥)

水深30センチ以内であれば走行できると
ありましたが(車種によります)
アンダーバスなど高低差のある道路も
あるので、無理に入ると水圧で閉じ込められてしまいます。

いつもは指から通り抜けていくような
水も時に強い力で跳ね返ってきます。

道路脇へ止めるか、引き返すか‥。
その時の慎重な判断が必要になりますね。

2022年7～9月のゲリラ豪雨は
全国でおよそなんと9万回発生すると予想され
発生総数は前年と比べると1.4倍も。

6月７月と‥仕事をしていると
突然の雨音に手を止め、窓の外を眺めては
激しく降り続く大きな雨粒に

まただねー。すごいねーと
会社の中で何度交わしたでしょう。

ところで
あの独特な『雨の匂い』‥。

子どもの頃からずっと気になっていて
以前調べてみたことがあります。

雨が降り出したときに感じる匂いは
「ペトリコール」と呼ばれており

カビや排気ガスなどを含むホコリが雨と混ざり、アスファルトの熱によって匂いの成分が
気体となったものを指すようです。

あの雨の降り始めの匂いはペリコトール
『石のエッセンス』
というギリシャ語に由来する造語のようです

長い間日照りが続いた後の最初の雨に伴う独特の香り

『雨の匂い』とずっと呼んでいましたが
『石のエッセンス』
そう呼び方を変えるだけで
なんだかちょっぴり素敵な響き。

反対に『大地の匂い』という意味を持つ
ジェオスミンと呼ばれる匂いは雨が降った後の匂い。
こちらは土壌細菌がつくり出すジェオスミンという物質の匂いなんだそう。

あの独特な匂いは
雨を彩るエッセンス。
一歩外へ出た時、鼻をツンツンする香り。

これは石のエッセンスかな。大地の香りかな。

そんな風にクンクンと嗅覚を利かしてみるのも
またひとつの雨の楽しみ方かも
しれませんね。

今、わたしはnoteで
いろいろな記事を書いています。

詩であったり
つぶやきであったり
朗読であったり

新しいチャレンジについての
お話であったり

自分の日常の一部を収めた
YouTubeであったり‥

そしてこの七十二候も
そのひとつです。

その記事によって
書き方や
見せ方をかえていたりするので
どれが本当のわたしに近いのかなと
思ったりもします。

しかしどんな書き方をしていても
わたしはわたしであり

その根本にいつもあるのは
やはり書くのが楽しい！ということ
だと思います。

書くことで
日常崩れがちな心のバランスを取り
また反対に、書くことで行き詰まり
進まない文字とにらめっこしながらも

それでもやはり　
書きたい！届けたい！
そんな強い想いがいつもあるのです。

　　

それはきっとこれからも
絶えることなく残る炎で

この先もしも書くことを諦めたり
やめてしまったとしても

きっとずっと忘れない
一瞬一瞬が
ここには詰まっています。

そしてそれは
どれだけの月日が流れても
消えることなく

いつまでも‥いつまでも。
わたしの中に。

　

七十二候の記事に使用している画像は
すべて写真ACからのものとなります。

お知らせ📢

８月1日より
詩的な記憶メンバーシップが
openしました。

るんちょこプラン(100円)は
これから一緒に創作したい
そんな方のための
参加型プランとなっています。

ゆるるんプラン300円では
有料記事読み放題
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内容の発信など。

今後は音声で伝える七十二候なども
企画しています。

詳しい内容は
こちらからになります。↓

よろしければ
覗いてみてくださいね。