【エシカル①】フランスの環境意識について考える
Bonjour!
パリ在住のSAKIYOです。
今日はフランスのエシカルやサステイナブルへの意識について考えてみたいと思います。(第一弾です)
フランスに住み始めて、驚いたのこと。
それは国民の環境意識の高さです。
スーパーでお買い物をする時のことを考えてみましょう。
今でこそ日本でもレジ袋が有料化され、エコバックが主流ですが、
フランスのスーパーでは基本的にビニール袋はどこにもみあたりません。
買い物客全員が、自分のエコバックを使っており、
レジにも有料のビニール袋はほとんど用意されていません。
袋を忘れてしまった人用には、ひとつ120円前後の紙袋か、
お店オリジナルのエコバックが売られています。
また、「過剰な包装」についても、日本に比べるとかなり少ないと感じます。
フランスの野菜や果物はマルシェではもちろん、スーパーでも棚に裸のまま陳列されています。そこから各々がピックアップして、紙袋にいれて、秤に置いて値段を確認し、機械から出てきた値段シール貼ってレジへと持っていくのです。
(この作業は、マルシェや小さなお店になると店員さんがやってくれます。)
https://note.com/sakiyonne/n/n5a0510230f8c
フランスに住む皆さんにとっては当たり前のことばかりですが、
フランス人にとっての当たり前が「環境に優しい」のです。
もしもショップバックを忘れてしまったら、毎回自分でお金を払って袋を買わなくてはいけないので、忘れられないですよね。ズボラなわたしですら、毎回欠かさずエコバックを持っていきます。笑
フランス人は、はっきり言うと、お金に関してかなりシビアです。
買い物の度に袋なんかのために追加料金を払うなんて!とそんな意識もちゃんと働いています😂
又、「ビーガン」「ベジタリアン」への興味、関心も非常に高いです。
私はレストランでサービスの仕事をしているのですが、
比較的年齢の若いお客さんからも
「ビーガンメニューはありますか?」と聞かれます。
健康のため、動物愛護のため、理由は人により様々ですが、老若男女ビーガン生活を送る人は少なくありません。
私はベジタリアンでもビーガンでもないお肉ラバーですが、
フランスのレストランにいる現在、私の周りには日本にいたときよりも様々な理由でお肉を食べない人が多いなと感じます。
日本で今ビーガン宣言すると、ちょっと肩身が狭いと感じるんだ、
という話を耳にします。
そもそも、日本にはビーガンメニューのあるレストランも少ないし、
飲み会やお食事にいくにも、
「ビーガンだなんて言ったら、周りに気を遣わせるんじゃないか、
行かない方がいいかな」と堂々と言えなかったり、飲みの席でも居心地が悪いことがあるのだそうです
フランスだと、比較的気軽に「私ビーガンだからー」というワードを発している人が多い気がします。そういった自分なりの意見や主義をもっていることがクールなんだ、という風潮も若者のあいだにあるのかもしれません。
(ファッション感覚の人もいるでしょう)
私は決してビーガン推奨派なわけではありませんが、
そういった主張を持って堂々と生活ができる環境、
誰しもが身近に感じながら学べる教育の場があることが素晴らしいと感じます。
現在飛び交うサステイナブル、エシカル、SDGsといったワードたち。
実質が伴っておらず反対派も多く、
どのように向き合うか、取り組むべきかが非常に難しい問題でもありますが、
まずは身近なところからトライしていく、習慣にしていく、というのは悪いことではない気がします。
そんな見方をすると、環境に優しい が習慣化している
フランスの社会は素敵だな、と思ったというお話です。
皆さんは環境に対してどのような考えをおもちですか?
色々な意見や、考え方があるとおもいます。
もしよければ私の勉強のために聞かせていただけると幸いです。
それでは、また。
A bientôt♡