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「電子決済をやめて、現金支払いのみにする?」
クレジットカードやQRコードでの決済方法である電子決済。お店側に手数料がかかる為、お店としては導入に踏み切れないことがあったり、導入していても、現金支払いのみにすることを検討したりすることがあるようです。
それはお店のそれぞれの事情で判断でよいとして、実際、どれくらいの手数料を支払っているでしょうか。
スモールスタートのメリットと懸念
近年、洋菓子店をスモールスタートでオープンする人が多くなりました。焼き菓子のみとか、ケーキを5~6種類と焼き菓子、とかが多いですね。
スモールスタートとは、このように、小規模で必要最低限の設備や商品から事業を始め、徐々に規模を拡大していく方法です。これにはメリットがある一方で、懸念も多くあるように思っています。
自店の強みと他店の強み
かなり昔に勤務していたお店で、『他社の中元・歳暮を研究する』という課題がでたことがあります。売れているポイントを自店に取り入れようという意図です。
いま思うと、これはゴールとアプローチ(目的と手段)が間違っています。
ここでのゴールは「研究することや、他社のいいところを自店に取り入れること」ではなく「売上をあげること」です。
まず手段の一つとして、他社のポイントを自店に取り入れる『べきかどう
『一番美味しい』をアピールしても売れない
私はお菓子を作るときに、自分が思う、一番美味しいものを目指します。しかしそれは、あくまで『自分(またはスタッフ含め)が思う』です。どのお客様にあっても、ではありません。どうやっても、食べる人全員が同じ味覚ではないためです。まあ、当たり前ですよね。
ですので、このショートケーキはどのお店よりも一番美味しい、とアピールしても、売れません。売れないというか、自分が思うよりは売れないというほうが正確でし
催事の費用対効果
今年から、百貨店の催事に、よく出店するようになりました。
同業者の皆さまが気になるのは、催事出店の『費用対効果』ですよね。出店すれば「必ず儲けられる」というのであれば、昔からの有名店も出続けているはず。トレンドはあれど、お店の経験値が違い、売上を上げ続けているだろうからです。
私見ですが、お話します。
SwitchBot 温湿度計を使って、冷蔵庫・冷凍庫の温度を自動記録する方法
前回、SwitchBot 温湿度計を使って、冷蔵庫・冷凍庫の温度をスマホで確認する方法をご紹介しました。
温度が必要以上に高くなれば、アラートがスマホに届くようにもなるので、かなり便利です。
そして、測定データも無期限に保存してくれます。
そうすると思いつくのは、HACCAPの冷蔵庫・冷凍庫の温度記録をこれでできるのでは…?です。
温湿度計の測定データを、Excelに自動入力してくれたら最
SwitchBot 温湿度計で、冷蔵庫・冷凍庫の温度を遠隔で監視する
一般的には知られていないけれど、お菓子屋さんにとって、とても恐怖な出来事のひとつ、それは『知らない間に冷蔵庫や冷凍庫が動いていない』です。
恐ろしいですね…。扉を開けたら、いつもひんやりした空気が出てくるのに、むわっと温かい空気が出てくる、あのトラウマなやつです。
しかも、たいてい、夜の誰もいないときや、休みの日に壊れるんですよね、彼ら。
いきなり壊れたりするので、ダメージは不可避だったりする
人手不足にどう対応していくか
製菓業界に限らず、ありとあらゆる職場において発生している問題が人手不足です。
私が若手時代に雑誌など大きく取り上げられていた有名店でも、この問題で方向の展開を余儀なくされているところがよくあります。
作業の効率化を図るには、まず残業代を支払いましょう
経営において経費の大部分を占めるのは『人件費』ではないかと思います。ですので、これを適切な額にすることは非常に重要です。
『できるだけ抑えよ』という話ではありません。それは適切とは言いません。割に合うようにしましょうということです。
良い材料と副材料の手作り(その1)
「良い材料にこだわる」「副材料もなるべく手作り」。
『パティシエは職人である』。この考え方で、美味しいものを作る為に、上記のことは、基本とされていたことです。
しかし、具体的に「良い材料とは」「手作りすることで美味しくなるのか」は、意外と深く考えられていないことも多いです。
良い材料は、一般的に高価であることが多く、また、手作りをすれば労働時間が延びます。原料の高騰化、働き方改革、残業代の支
全自動掃除機を一年間使用してみた感想
ビアンベイクの新店舗では、全自動掃除機を使用しています。
【全自動掃除機】ECOVACS(エコバックス)DEEBOT X1 OMNI を使用しています。
一年間使用した感想は【非常に良い】です。詳しく説明していきます。
値上げをするか、内容量を減らすか
材料や水道光熱費や運送費・人件費など、諸々が高騰するなか、商売において避けられない問題の『値上げ』。
大手さんでも、価格はそのままながら、内容量が5個入りだったものが4個入りになったり、80gから75gになる実質的な値上げが行なわれたりしています。
今回は、単純に値上げをするか、内容量を減らして価格を据え置くか、どちらが良いか考えてみます。