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企画・商品開発あれこれ
〜オオサケノオサケ〜
兵庫県の播磨エリア・西の端っこにある山手の佐用から、海手の赤穂を繋ぐ千種川を開拓した人物・秦河勝は、日本の伝統芸能の祖であり、芸能の神として千種川沿いに並ぶ大避神社約30社に祀られている。
今、私達はその千種川の水が流れる田圃(佐用)でお米を育てながら、大避神社・秦河勝という人物に奉納する為のお酒造りを進めている。
このお酒造りに絶対的に欠かせない赤穂の酒蔵・奥藤酒造さんが400年前に酒蔵を創業する切っ掛けとなった言い伝えが正に能楽のような話しで面白いのでここに記録しておく。
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「ある日、どこからともなくやってきた白髪のご老人に、主人がお茶を出しますと、その老人は何も言わずに、米俵と元柄杓(ひしゃく)をおいて出て行った。その米俵と元柄杓を見た主人が、『これは酒造りをしろということに違いない』と思い、始めた」
という話である。
このような話しに出て来る老人を「翁」と言わずに何と呼ぼうか、と芸能好きの私としては思ってしまう。
杓というのは水を汲むもの、この辺りの水といえば千種川の水、そして千種川は北斗七星のカタチをしていて、杓のカタチをしている。
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この白髪の老人は米俵と元柄杓だけを持って酒蔵を創業させた訳である、企画や商品開発で一切を語らず事を動かすことは正に神的としか言いようが無く、目指したい境地だなと。
#摩多羅神 #毘沙門天#翁#宿神#秦の始皇帝#弓月君#お酒#日本酒#伝統芸能#能楽
〜オオサケノオサケ〜