さかえる|ひじき漁師

脱サラ地方移住して瀬戸内で自営業&漁師。 http://sakaeru.online

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脱サラ地方移住して瀬戸内で自営業&漁師。 http://sakaeru.online 煮付けではなくサラダで食べて欲しい最高級ひじき https://www.hijiki.online/ 地方で頑張る人のオンライン村 https://note.com/icl_info2020

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残暑と収穫の秋。冬〜春に向けてのアレコレ(沖家室ひじき通信10月号)

9月、といえば暑さも落ち着き過ごしやすくなる頃….というのは昔の話でしたっけ….という猛暑続きの9月でした。そして相変わらず雨が!降らない! 日本から秋は消えたのか…?暑さ、という共通の敵が生まれたので周囲の人たちとの団結力が上がっている気がします。「今日も暑いね…」「もうこれだけ暑いと何にもできんよね」。 そして集落内で「この暑い中よう頑張っている」とありがたいことにご評価いただくことが多くなりました笑。朝晩涼しくなってきた下旬になると、晩のおかずがご近所のお姉様方から

    • 脱サラ地方移住しようと思った7つの理由。

      2018年に脱サラ、地方移住した榮大吾(さかえる)と申します。瀬戸内海の周防大島町の南端に住みながらひじき漁や農業などを生業にしています。 元々は金融機関に勤めていたのですが、「そもそもなぜ、脱サラ地方移住しようと思ったのか」その理由について記しておこうと思います。 (1)人生100年。会社定年後の後半戦50年がイメージできなかった。 気力体力が溢れる30代の時間こそ、理想の生き方働き方をするために使いたかった。人生はマジで一度きり。 (2)生業を持って、生涯幸せに働

      • なぜ縁もゆかりもない山口県の島(周防大島)に移住したの?

        2018年に脱サラして山口県の周防大島に移住したさかえるです。「なんで周防大島?」よく聞かれます。主に3つの理由です。 ちなみに「そもそも脱サラ地方移住しようと思った理由」は… で、なぜ周防大島に移住したの?(1)そもそも妻の実家が広島で、広島から2時間圏内の海がある場所で移住先を探していました。 (2)人が減り、高齢化が進んでいる場所に行きたかった。 地方といえど人地方都市もあれば限界集落まで様々ある。都市暮らしは広島で経験していたこともあり、どうせ脱サラするならち

        • 地方移住・田舎暮らしの3ステップ

          「田舎暮らしをしたいなぁ…」でも、具体的にどうすれば良いのかが、わからない。そんな方に向けて、地方移住、田舎暮らしに向けたステップをお伝えする記事です。 私自身、2018年に脱サラして瀬戸内海の島(周防大島)で現在漁師をしながら会社経営もしてはや6年目になりますが、当時はどうすれば良いか全くわかりませんでした。 (1)理想の生き方や暮らしを考える どこに住みたいかを考える前に「どう生き、どう暮らしたいか」を考えることが重要。 私は「生涯幸せに働きながら生きていきたい。

        残暑と収穫の秋。冬〜春に向けてのアレコレ(沖家室ひじき通信10月号)

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          暦の上では秋なれど...猛暑と大旱ばつとお盆行事の8月(沖家室ひじき通信9月号)

          暦の上では秋なれど。7月末〜8月上旬は「大暑」という一年で最も暑さが厳しいタイミングでしたが、8月も第一週を過ぎると「立秋」。朝晩の空気がなんだか秋だな、と感じるようになってきます。そして、夜明けもだんだん遅くなり、5時頃にならないと周囲が明るくなりませんし、日暮れどきも早くなります。秋の夜長に少しずつ向かっていることを感じます。 ですが、日中の暑さは相変わらず…うんざりするほど暑くて暑くて…暑いです。気温は午後になると37度を当たり前のように超える日々。島の観光協会の先輩

          暦の上では秋なれど...猛暑と大旱ばつとお盆行事の8月(沖家室ひじき通信9月号)

          「若い人」には「定年退職した60〜70代」も"含まれる"という定義を明確に意識した方が良いと思うに至った話

          人が減り続ける地域は「若い人に来てほしい」がどこも口を揃えていうことであるが、「若い人」とは「20代〜30代」でも「40代以下」だけでもなく「定年退職した60〜70代」という定義を明確に意識した方が良いと思うに至った話。 現実、日本で最も過疎高齢化の進行が早かった周防大島の東和地区では、30年以上前から高齢化率は50%以上だったそうな。 60代から死ぬまで自然の中ではたらく人たちがたくさんいたことを取材した平成初期のテレビVTRを視聴する機会があり「そんなに何十年も前から

          「若い人」には「定年退職した60〜70代」も"含まれる"という定義を明確に意識した方が良いと思うに至った話

          梅雨明けと漁業農業。お盆に向けた7月の集落生活(沖家室ひじき通信8月号)

          いよいよ今年も夏本番…全国的に危険な暑さになって参りました。こちらも連日の暑さにヒーコラ言いながら海に山にと日々向き合っている日々です。 梅雨明けからお盆までの日常の過ごし方夏号を執筆しているのは7月末…そう、1年を24の季節に分けた節句の中では大暑(だいしょ)と言われる一年で最も暑さが厳しいとされるタイミングであり、土用(どよう)と呼ばれる「土いじりはやめておきなさい」という頃でもあります。 お世話になっている先輩曰く「この時期は暑すぎて現場作業をやるのが危険だから休み

          梅雨明けと漁業農業。お盆に向けた7月の集落生活(沖家室ひじき通信8月号)

          地域情報誌の最前線

          集落で長老が音頭をとり発行している季刊誌「山王」は、今年でなんと68号。私自身も関わらせていただくようになってからはや6年目。半世紀以上にわたって集落で受け継がれている集落情報誌です。6〜7月は度々集まって原稿会議をしています。今日はその最終原稿の打ち合わせでした。 この情報誌があるおかげで寄付だけでも数十万円集まるという...これだけの協賛金が毎年集まるというのはなんとすごいことなのだろうと、先輩方が積み重ねてこられたコミュニティの深さ、広さに舌を巻くばかりです。 イン

          地域情報誌の最前線

          SDGsも大事だけれど、日々自然に触れて感性と知識を磨け

          海のこと、山のこと、どれだけ知っていますか?知ろうとしていますか? SDGsが大切だと、自然環境の保護が大切だと、持続可能性が...と発言し、意識する人が増えてきたことは素晴らしいことだと思います。 でも、一方でどれだけの人が日々土や草木を触り、風を感じ、潮をよみ...自然を実際に感じ、学ぼうとしているでしょうか。 実際に自然に触れなくても自然の恵みをお店で買うことができるし、磯焼けが起きていることや魚が減っていることなどは新聞や雑誌、スマホを見れば情報としては手に入っ

          SDGsも大事だけれど、日々自然に触れて感性と知識を磨け

          集落の維持のために

          大雨や台風の後には、自治会で集落内の見回りをしています。人が減っていく中で年々維持が難しくなる集落ですが、なんとかできる限りのメンテナンスをしていきたいと思っています。 流れるべきところに水が流れているか、水の道が変わっていないか、水が濁るといった土砂災害の兆候はないか... 先輩方に教わった自分たちの住まい環境を守るために必要な「目と感覚」を養い育てつつ、折れた枝や崩れた箇所、詰まった水路の応急処置をします。 時代の流れとともに仕方ないことではあるのですが、薪を使う人

          集落の維持のために

          佐連で餅まき。これからも、よろしくお願いします!

          早いもので2018年の秋に周防大島に来てからもうすぐ丸6年が経とうとしています。佐連の皆様に本当に日々可愛がってよくして頂いていることもあり、いよいよ集落内に家と倉庫を建ててこれからますます頑張っていこうと思います。 せっかくの機会ですし先輩方に相談し、餅まきと上棟式をしようという運びになりました。当日は、近隣から100名以上の方々が遊びに来てくださり、日頃の感謝とこれからお世話になりますという気持ちを込めて、集落の皆さんと準備した餅を盛大にまきました...! 前日までに

          佐連で餅まき。これからも、よろしくお願いします!

          二拠点や多拠点居住は、あまり推進しすぎない方が良いと思っている話

          人が減るのだったら関係人口を増やせばいい!そうだ、入り口を広くするべく二拠点居住や多拠点を推進すれば良いのでは? 人口減少の対応策を考えるときに誰もが一度は考える「二拠点居住を推進しよう」という話。むしろ国としても特設サイトまで設けてこの5月からバリバリに推進し始めていますね。 でも、人が減りまくっていて「担い手が足りない現場」から言わせていただくと、ちょっと慎重に進めた方がいいと思っています。 と、いうよりも「コミュニティに合う人を少しずつ受け入れて、定着してもらう」

          二拠点や多拠点居住は、あまり推進しすぎない方が良いと思っている話

          自治会活動のアレコレ。梅雨前には点検する場所がいっぱい!

          昨日の夜、集落で行われた、自治会の役員会。そこで要チェックと言われた場所を改めて…. 今朝は明るくなってからすぐ、集落内の道路に亀裂が走っている場所を点検しました。確かにだいぶ亀裂が大きくなってきていて、危ないなぁ...と。 そしてその後、いつも掃除するものの道の脇から土砂が次々に道に崩れてくるところ。これも確かに対策が必要...と。 こういった箇所は町道でもあるので、維持管理は町にご協力を仰ぐべく、自治会として要望書(お願い)を書面でしたため、提出します。 ....

          自治会活動のアレコレ。梅雨前には点検する場所がいっぱい!

          自治会は、見えないところで安全や安心を守っている、という話。

          今日は自治会の役員会でした。「自治会費を払いたくない」「なぜ留守宅なのに払う必要があるのか」という声がいろんな場所で出ることも多いという自治会のアレコレ。 中に入って色々やってみると、思った以上に安全で安心な暮らしが維持できるように、きめ細やかな対応をしているのだと実感します。 「自治会費なんていまどき払う必要あるの?」と少しでも思ったことがある人は、ぜひどういうことを自治会が対応しているか、確認したり、実際に参加してみて確認してみてはいかがでしょうか。 40名ほどの集

          自治会は、見えないところで安全や安心を守っている、という話。

          人それぞれ豊かさや贅沢の基準は違うと思いますが、私にとってはこの生活が豊かで贅沢です

          妻が最近めきめきパワーアップしていてとんでもなく助けてもらっています。真夜中のひじき漁にしても、畑にしても、沖家室ひじきの商品作りから発送も…。 配偶者でありながら、最も信頼のおけるビジネスパートナーでもあります。 田舎暮らしをしたいと言い始めたのも実は妻から。 「文句ひとつ言わず」というわけにはいかず、家のなかでしっかりポンコツなさかえるはいつも叱られていますが、体力も仕事のきめ細やかさも、彼女なしではもう成り立ちません。 本当にそれはもう、よう支えてくれています。

          人それぞれ豊かさや贅沢の基準は違うと思いますが、私にとってはこの生活が豊かで贅沢です

          乾物として管理することの難しさ

          水分が多い収穫したてのニンニクは、とにかく管理が難しい。収穫するまでに雨がどのくらい降ったか、畑に水分がどのくらいあるかで傷み具合も左右される。 また、夜露も大敵。日中晴れていても、夜間早朝にはしっかり湿度が上がり、水滴がびっしり付着して濡れてしまうのです。 それに加えて、天日干しもただ干せば良いというわけでもない。ガンガン直射日光を当て、コンクリートなどからの照り返しがあると実はすぐ痛んでしまうものも...。 コンクリートの上に直置きすれば熱と風でいい具合になると思っ

          乾物として管理することの難しさ