ツイッターノベル?
ツイッターノベルを書いておりました。
そうです。百四十字のツイートで一つの物語を完結させるツイッターノベルです。
はい。今や絶滅しました。
ツイッターは存在しません。エックスという名前へ変わり、ポストになったのです。
😭 😭 😭
スタートは童話のパロディでした。
まずはウサギとカメです。
ウサギは油断せず圧倒的な差をつけてゴールしたのに、やはりカメが勝ちます。
実はこの競争、タイムレースではなく演技の採点だったというオチです。
( ̄。 ̄;) ( ̄。 ̄;) ( ̄。 ̄;)
二つ目は──
ウサギは走りながら考えた。なんのために走る。勝ったからなんだ。その後どうする。次の競争相手を探すか。いつまで続く。いずれ死ぬ。人生は幻想に過ぎない。虚しい営み。疲れた。少し休もう。熟睡するウサギの横をカメがのったりと歩き去る。チラ見して言った。「下手の考え──ウサギに哲学」
(-_- ) (-_- ) (-_- )
便利な機能がございます。クリック一つ英訳してくれるのです。
試しにこの作品を訳してみますと、物語の締めがこんな終わり方でした。
"Poor thoughts ── Philosophy for Rabbits "
うまいなぁ。大したもんだよ。なるほど~AIに対して親近感を持った瞬間でした。
(T_T) (T_T) (T_T)
さあ次です──
ウサギは気を取り直す。負けは負けね。こんなことも起こるんだわ。それが人生よ。かといって自分の本質は変えられないの。私は私よ。だったら、このままでいいじゃない。負ける敵役がいてこその勝者。ドラマにならないもの。さあ、新たなスタートね。「もしもしカメさん」
(^0^;) (^0^;) (^0^;)
ウサギとカメはオス?
決めつけていました。競争=攻撃的=男性という思い込みでしょうか。
ね、わ、よという終助詞一つで、女性っぽさが出るかな。どうだろう。こういうのって性差別になるのかな……
😓 😓 😓
さて、今度は浦島太郎が浮かびます。
時を超えた浦島太郎は悩む人に語る。あっちの三日がこっちの百年。人生なんてあっという間に過ぎちまう。最期は笑って逝けばいいさ。一人で生まれて一人で去る。ハラが決まれば後は遊び。笑うアンタに福が来る。とりあえず笑ってみなよ。「くよくよすんな。陽はまた昇る」
m(__)m m(__)m m(__)m
さあ次です──
人々の混乱に、少し飽きた浦島太郎。何を騒ぐ。今さら。いつか死ぬ。覚悟して生きているのか。ふと目覚め、月明かりに空の玉手箱を開く。仄かに浮かぶ静かな微笑み。懐かしい。現世を楽しまれましたか。柔らかな声がそう心に響く。「ああ。もう充分だ。そろそろ帰るよ」
🌿 🌿 🌿
桃太郎はどうかな──
『昔むかしあるところに』
「桃ちゃん、住所不定❓」
『お爺さんが芝刈りに』
「シバかれたの❓」
『お婆さんは川へ』
「もう皮だけか」
『桃が流れてきた』
「皮と腿。バラバラ殺人❣」
『二つに切ると中から子供が』
「エイリアン🚀」
🤣 🤣 🤣
金太郎も加えた三人で──
「桃ちゃん、鬼退治ってヒドくね」
「ボクも思う。侵略戦争❓」
「あはは~あれってメタファー」
「何ソレ、食えんの」
「ボク知ってる。比喩❓」
「そう。鬼ヶ島って潜在意識さ」
「じゃあ鬼って何」
「ボクわかった。欲望❓」
「そう。敵は己の中にあり」
「ハラ減ったぁ」
愉快な三人です。TVのCMを使った動画を見つけまして。パクってみたのです。
(-_- ) (-_- ) (-_- )
物語を作るトレーニングとして使えました。ほぼ毎日書いて百八十五話になったのです。
けっこう楽しめたツイッターノベル。
もはや化石ですね。