星の返事
窓をそっと開けると
冷たい夜風が頬を撫でる
少女は静かに顔を出し
深い紺色の空を見上げた
そこには無数の星々が
まるで彼女を待っていたかのように
瞬きながら輝いている
「ねぇ、話を聞いてくれる?」
彼女が星に語り掛けると
一つ、また一つ、煌めきが返る
その光は何よりも優しく
心の奥をそっと包み込む
少女は囁くように話し続ける
楽しかったこと、少しだけ悲しかったこと
星たちはその全てを聞きながら
瞬きで応えるかのように輝きを増す
夜が深まり、空が静けさを増す中
彼女はふと小さく笑ってみせる
「また明日、聞いてくれる?」
星たちは一際大きな輝きを放ち
その約束を光で返した
少女はそっと窓を閉じ
月明かりの中で目を閉じる
星たちと交わした小さな物語を胸に
夢の世界へと旅立つ
あとがき
星や月との対話がここ最近詩に多く使っているSAIです
何かの深層心理のように( ´∀` )w
最近星を見てないなというコメントをしあったので、星をみてみました。夏と違って冷たく澄んだ空気はなぜこうも夜空を美しく見せるのでしょうか。
心が満たされた気がしました😊
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