虹の足跡
虹が見えた。その光は天使の翼だった。
僕はその翼を欲しいと願ってしまった。
天使はそっと彼を見つめ、その手のひらに虹色を集めるようにと告げた。
情熱を胸に赤い光を宿して、燃えるように力強く生きた
勇気をもって橙色を手にして、未知の世界へと踏み出す決意をした
希望だけは忘れずに黄色を見つけた、まるで太陽が心に満ちるように
僕は変わろうと努力した、緑は僕の成長を示すようだった
決して他人と比べず心穏やかに平和を夢見た、その心に青色を塗り
その青色が染み渡り、藍色となり深く考える力と静けさが広がった
そして僕の中で神秘的な紫色が生まれた
天使はその姿に微笑み空を見上げ、 彼のために新たな光を届ける。
彩雲が空に舞い、虹を越えて、僕の未来を照らし出す。
天使の声は静かに響く。
「あなたの道は、ここからさらに広がる。どんな道を選んでも、あなたの光は消えることはないでしょう。」
その瞬間、僕は光の中で新たな始まりを感じた。
僕は虹色に光る翼を背に空を見上げた。
足元に残る虹の足跡を見つめながら、 僕はこの旅路を愛おしく思った。
あとがき
虹の翼を求めた後は、飛んで行くのさ!!
自由にはばたく鳥のように
そのために、翼を手に入れたい
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