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感動は虹のように

なんでもない時間
それは透明で、ゆっくりと流れる風が
私の目じりをそっと通りすぎた

曇った空から降る雨は
私の体温を冷たくしてくれるのに
目からこぼれる雨は熱いままで

目を開けられないほど降り始めた雨は
頬を伝い、顎先からこぼれ落ちる

冷めきっていたと思っていた心が
ほぐれていくように
だんだんと脈を打っていくのを感じる

こんなにも心揺さぶられることが
あっただろうか
何度見ても熱い思いが。

終わってもまだ直続くこの思いが
私を昇華していく

あとがき
見ていた海外ドラマはシーズンを重ねるごとに
キャラクターの心情や情景に心打たれ
何とも言えない気持ちになる
でもその感情の揺れがすごく心地よい
感動するって、涙を流すって
なんて清々しいんだろう

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SAI - 青の世界と物語
儚く/美しく/繊細で/生きる/葛藤/幻想的で/勇敢な 詩や物語を作る糧となります