扉の向こうは魔法の国

扉を開けた先に広がる景色は、少女の想像を遥かに超えていた。
空中に浮かぶ光の粒、ゆらめく本棚、色とりどりの宝石が奏でる音楽。
目を輝かせてその場を見回す少女の前に、小さな悪魔がふわりと現れる。

「君も魔法の世界に迷い込んだのか？」
悪魔がにっこり笑いながら手を差し伸べると、少女は驚きと戸惑いを隠せないまま、そっとその手を握った。

「ここは…本当に夢みたいな世界ね！」
「夢じゃないよ。ここに来たからには、君の物語が始まるってことさ。」
「私の物語…？」

少女の胸は、驚きとわくわくでいっぱいだった。
次々と現れる不思議な光景に心を奪われながらも、彼女は一歩ずつ悪魔と共に歩き始める。

「ねえ、この扉の向こうには、まだ何かがあるの？」
「それは君次第さ。勇気を持って進めば、どんな世界だって広がる。」
悪魔がウィンクしながら答えると、少女は思わず笑ってしまった。

「じゃあ、進んでみる！だって、もう後戻りなんてできないもの。」
「その意気だ！」

こうして少女は、魔法の世界に誘われるように歩き出した。
驚きと期待が混ざり合った笑顔を浮かべながら、彼女は新しい冒険の一歩を踏み出していった。

あとがき
昨日はハンドメイドマルシェに出店していました
CONCEPTは「物語を纏まとうアクセサリー」
私の世界観を見て一緒にしてみませんかと声をかけてもらったんです
その方は、魔法の世界を作りたいんですって(*´▽｀*)
めっちゃおもしろそう🤗

私は童話や幻想的で儚い物語が好きで、そういう世界観を作るのに私が作るアクセサリーを置いてもらえたらどれだけ楽しいだろうかと思うとわくわくしました＾＾そんな話から生まれた小さな物語でした(*'▽')