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ベトナムの横顔。

■チョン書記長死去。
・最近のニュース、「7月19日病気のためチョン書記長死去(80歳)、国葬は25、26日ハノイ市国家葬儀場で執り行われる」。
・国葬が執り行われる両日は「ベトナム国内の公的機関や公共施設で半旗を掲げるほか、全国では映画館等の各種娯楽活動を自粛する」必要がある。

■ドイモイ政策を思想面から支えた。
・故人は『ベトナム共産党/第7代中央執行委員会書記長』を2011年1月19日〜2024年7月19日まで務めた。
・彼の経歴は「ハノイ総合大学業後、1968年12月19日ベトナム労働党(後のベトナム共産党)に入党し党中央理論機関誌『タップチ・コンサン(共産雑誌)』の編集部に勤務、1973年〜1976年グエン・アイ・クォック党高級学校政治経済学部大学院に学び、1981年ソ連社会科学アカデミーに留学、1983年歴史科学準博士の学位を取得。
・帰国後、再び『タップチ・コンサン』編集部で1990年5月に副編集長に就任。1991年から1996年までは編集長を務め、党の理論的主柱としてドイモイ政策を思想面から支えた」。

■国民の各娯楽活動自粛。
・余談、私の今週の予定はハノイの旧友と久しぶりの再会と夕食を頂き、日本本社からの出張者が昨日からベトナムに滞在し、また別件で少し早めの夏休みでベトナム旅行に来られた知人のアテンド等でいつもより少しバタバタの平日を迎えている。
・平日、私は通常通り仕事のため早朝か終業以降にしか知人を案内出来ないので、日中は彼が単独行動出来るよう配車アプリの利用方法、主要な観光スポット、博物館、図書館、カフェ、朝昼晩の食事処等を申し伝える。ベトナムで映画を観る事もこの国の一面を知る切っ掛けとなるため、以前私が組んだ行程案には映画館を含めていた。
・しかし、上述の報道から映画鑑賞は行程から外した。知人は今回生れて初めての海外旅行、ベトナムで見るもの全てが新世界、そんな知人にとっては「ベトナム首脳陣の死去が国民の娯楽活動自粛に繋がる」、これもまた彼の中でベトナムを知るひとつのエピソードとして残るだろう。

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