但馬文学会

豊岡市を中心とする兵庫北部 但馬の文学サークルです。小説、エッセイ、詩などの同人誌「野火」を年1で発行。「野火」は豊岡市内の書店で購入できます。常時 同人会員募集中!編集担当のh.shimizuです。

但馬文学会

豊岡市を中心とする兵庫北部 但馬の文学サークルです。小説、エッセイ、詩などの同人誌「野火」を年1で発行。「野火」は豊岡市内の書店で購入できます。常時 同人会員募集中!編集担当のh.shimizuです。

最近の記事

私的「新宮行」2024.11 まる美食堂

機会が訪れた。 仕事のタスク完了、宿泊先の確保、そして天候。  伊勢道の一志嬉野サービスエリアで連絡を入れるか逡巡したが、レストラン兼売店がなくなっていたことに嫌な予感を感じ、またこの先にある100キロがベースらしい対面超高速の熊野尾鷲道路で事故する可能性を考えて、ようやくマイ「サードプレイス」に近くなってきた御浜町パーク七里御浜から妻へこわごわラインを送った。 17時59分「新宮 泊」。当然既読スルー。  何度か繰り返す度、耐性がついてきて、認知してくれるようになったと

    • 文学フリマ京都に出店します

       同人誌「野火」40号を機に若い書き手が少し集まったこともあり、作品の発表の場を地域以外に求めることと、3人に1人以下しか帰って来ない地方にもささやかながらも文学、文芸に魅力された人にとって居場所があることを「誰でもないあなた」に伝えることができればと思う。  どうして京都なのかと言えば、京都は大学や専門学校などが多く、神戸大阪にも匹敵するぐらい進学先に京都が選ばれていることもある。文学フリマが神戸にないということも理由のひとつ。  但馬や丹後出身の「誰でもないあなた」と

      • 豊岡演劇祭2024について

         5年目となった豊岡演劇祭が幕を閉じた。  昨年初めて知念大地さんと俳人岩田奎さんの『五体』(「一人が踊り、一人が俳句をラップトップに打ち込む即興のセッション」)を観た。今年は 知人が出演していたPratz市民演劇プロジェクト『空き家』を観た。  演劇祭は少しずつ浸透してきている、そんな感じだろうか。会社でも時折話題になることもあって、まわりの近い人たちも足を運ぶようになってきている。演劇については全くの素人で知識も鑑賞の経験もないけれど、毎年定期的に開かれるのであれば身

        • 野火のある風景(2)Wind-up bird books 豊岡市但東町大石屋住宅の本屋さん

           豊岡市但東町にある古民家に本屋さんが開店した。この地に新しく本屋さんができたことはとてもうれしい。  店主の武藤さんの推しは村上春樹だと思うけれど、大江とか丸谷とか中上健次などなど幅広く、読んでないけれどずっと気になっていたミランダ・ジュライとか、いまタイムリーな坂口恭平とかがある。武藤さんと話してて、自分の想いを託してお店が自分に合う本を選んでくれる北海道にある書店のことなどを思い出した。  但馬文学会は「野火」40号の合評会も終え、ひと段落というところ。今回新たな書き

          野火の風景/合評会2024.9

           40号について会員の要望をうけて作品の文字ポイントを小さくした。大きいから読みやすいという常識を捨てて、反対に小さくすることで読みやすくなったこと、編集はある意味読み手目線のデザインだということに気づいて感動した。Kさんに感謝。  さて、合評会は思いのほかというか、いつも以上に「白熱」した。予定時間を2時間もオーバー。新しい作者や会員の参加があって、何かしら前のめりになっていたこともあるけれど、作品個々の作者の思い入れがあって、議論は脱線しつつも深く広がり、これって終わら

          野火の風景/合評会2024.9

          野火のある風景(1)だいかい文庫

           「だいかい文庫」のすみっこに「野火40号」を置きました。キャッチ―は 「NO WORDS , NO  CRY !」 意味深かつ意味不明ですが、謎っぽくて、結構気に入ってます。  だいかい文庫は、「誰もが居場所と生きがいが持てる」場所つくりをコンセプトに公立豊岡病院医師の守本さんのもと理学療法士や看護師さんなど多くのサポーターの方々で運営されています。  「だいかい文庫での過ごし方は自由です」を基本に、ケアに関する相談会や「だいかい大学」なども開催され、読書会、持ち寄り食

          野火のある風景(1)だいかい文庫

          同人誌「野火」40号発刊しました 2024.8

          「野火40号」を発刊しました。  但馬文学会は兵庫県北部の但馬をメインにする文学サークルです。文学不毛の地、但馬に火を灯さんと同人誌「野火」を発刊しています。1992年に創刊、代表水嶋元、編集長西村素子、現在の同人は9名、会員20名でやってます。同人会員、新たな書き手を募集しています。サイトの管理人は清水です。よろしくお願いいたします。  今回40号は創作・随想11編、戯曲と詩が各1編、40号への寄稿文などで、自然体で背表紙が読めて厚みのある同人誌になりました。   同人

          同人誌「野火」40号発刊しました 2024.8