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私的「新宮行」2024.11 まる美食堂
機会が訪れた。
仕事のタスク完了、宿泊先の確保、そして天候。
伊勢道の一志嬉野サービスエリアで連絡を入れるか逡巡したが、レストラン兼売店がなくなっていたことに嫌な予感を感じ、またこの先にある100キロがベースらしい対面超高速の熊野尾鷲道路で事故する可能性を考えて、ようやくマイ「サードプレイス」に近くなってきた御浜町パーク七里御浜から妻へこわごわラインを送った。
17時59分「新宮 泊」。当然既読スルー。
何度か繰り返す度、耐性がついてきて、認知してくれるようになったと自負しながらも自戒もしている。
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要は複雑な心境がないまぜになっている感じを引きづりながら新宮に着いた。少ない荷物を降ろして街に出た。
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熊野に行くようになった理由は、最初は中上健次の描いた「熊野」に自分が直面するイシューを超えていく「力」のようなものがそこにあるのではないかと思い込んだことだったと思う。
次いで耳鳴りの治癒かつメンタリティの維持。これは最近「サードプレイス」ではなく「アナザープレイス」だと思っている。この2年ほどの間、紀州-熊野には3ヶ月に1度ぐらい訪れていて、2024年の8月の熊野大学を除くとなんのイベントもなく、なんの意図もないまま新宮を訪れている。
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今回、夕刻に新宮浮島の近くにある「まる美食堂」さんで一杯やって、閉店前のまかないを食べながらビールを飲むお店のスタッフさんや店主夫婦から「お燈祭り」のことなど聞きながら、何故か泣けてきた。新たな居場所のような気がした。