#66 後輩職員と仕事の振り返りをしてみた(2回目)
皆さんお疲れ様です。
今日は金曜日。新卒の後輩職員と仕事の振り返りをやりました。先週に引き続き、今週で2回目です。今日はその内容についてお話ししたいと思います。
先週の様子は、こちらをご覧ください↓
先週の振り返りを受け、今週は大きな変化がみられました。
ハキハキ仕事に取り組む姿が
今週月曜日(11/25)、新卒の後輩がハキハキと仕事をしているように僕の目には見えました。
実際、本人に聞いてみても、週末の振り返りに向けて何か頑張ったこと、よくできたことを作ろうと思って、モチベーション高く仕事に取り組んでくれたようです。非常に嬉しいことですね。それだけでも、振り返りをやって良かったと思えます。
小さな改善点に気づく
一方で、振り返りの結果、彼の口から小さな改善点に気づいたとの発言がありました。前回は、何が良いのか、何が悪いのかすらわからなかった感じでしたので、これも大きな進歩です。
改善点とは、「外部会議の資料印刷を直前にやり始めたことで、焦ってしまったこと」でした。
木曜日午後から、外部会議があり、お昼前から資料の印刷を始めていました。直前にやり始めた点がまずかったですし、その上、Z折り設定が思ったとおりにできないという焦りがあったようです(これはプリンターがひねくれていて、A3だけ反対向きに出てくることによります。横長なのに左に開くZ折りになってしまう)。
改善点としては、会議があることは分かっていたので、早い段階で資料印刷に取り掛かれば直前で焦ることはなかったということ、Z折りが上手くできなかったときには自分よりプリンターに詳しい事務補助員さんに聞きながらやれば、無駄に焦ることも無かった、と気づいたようです。
僕自身にも気づきがあった
その話を聞いて、僕自身も気づきがありました。僕も外部の会議があることは分かっていたので、必要な資料はいつまでに作って、いつまで印刷しておこうと伝えられたら、みんなが焦ることなかったんじゃないかなと思いました。
小さなステップアップの積み重ねを
振り返りにより、新卒の後輩は小さな改善点を自ら見つけることができました。本人は、「本当に小さなことですが…」と遠慮がちでしたが、それでいいと思っています。自分で気づけたことが素晴らしい。同じ失敗を繰り返さないためのアクションを決め、毎週小さなステップアップをしていけば良いのです。成長は、その繰り返しでしかない。
後輩職員の気づきは、多くのビジネスマンからしたら当たり前の事かもしれません。でも、振り返りによって改善点に気づき、自ら改善に向けたアクションを考える訓練ができれば、人に言われずとも自らあるべき姿に変わっていけます。千葉ロッテマリーンズ監督の吉井理人さんの言う「主体性」です。
僕自身の内省は……
良かった点として…火曜日に自分主催で会議をやりましたが、会議の資料をその前の金曜日に会議参加者に送り、招集のメールとともに決めたいことを伝えました。なので、会議の参加した人はどういう方向で何を判断したら良いのか明確になっていたと思います。
技術的に難しい点があり時間は要しましたが、方針を決めることができました。初見で臨まれるよりずっと密度の濃い会議になったと感じています。
一方、改善点としては、手続き資料を直前で作り始めたことです。本社向けに手続き資料を送付することは決まっていたので、前もって作っておけば直前で焦ることはありませんでした。内省ポイントは後輩と同じですね。自分もまだまだです。
前もってできることはやりきっておくことですね。
しばらく継続してみよう。継続で互いの理解にもつながる。
後輩と共に仕事の振り返りをやることで、彼の気づきにもなり、自分の内省にもなり、とても効果的です。
因みに、こういう仕事の振り返りを部下とやっている人は、社内で見たことありません。自分でやっている人はいるかもしれませんが。ゆえに、社内のコーチングの先駆けになろうかななんて思い始めてしまいました。
振り返りをしている人をみたことがないのは、そもそも振り返る習慣が無いのかもしれませんし、部下に対して毎週のように面談するのは鬱陶しがられると思って遠慮しているのかもしれません。
でも、実際に繰り返し面談を重ねないと、お互いの理解にはつながらないです。繰り返し面談をし、お互いをよく理解することで、コミュニケーションを活発にさせることができる。心理的安全性の高い状態を作れると思っています。
また、単に指導するのではなく、共走する姿勢が大事です。一方的に話すと、フィードバックではなくお説教の時間になってしまいますので。
もし、若手の部下を抱えていて、育成どうしようかなと悩んでいる方がおられれば、週一でも月一でも、一緒に仕事を振り返ってみてはいかがでしょうか。行動のフィードバックをしてあげると、部下にとっても、上司にとっても、双方に気づきがあると思います。
思えば、僕も課長との定期面談の時に、仕事の進捗の話よりも、仕事ぶりのフィードバックをほしいなと思っていました。中々もらえないんですよね。だから、まずは自分が後輩に対してフィードバックしてあげようとやり始めたのもあります。
何事もやってみるものです。今のところ鬱陶しそうな雰囲気はないですし、先週よりも明らかに口数が増えていたので、しばらくはこのまま継続してみようと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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