見出し画像

歩くスピードが違っても 楽しく歩く

息子たちの歩くスピードが、ちがいます。

ただ「歩く」だけなのに、そこに個性が出ます。

目に入るモノが違う
見ようとしている世界が違う
ようです

画像2

ある日の散歩

■次男(もうすぐ4歳)の場合

門扉を出た瞬間から、遅れます(笑

キョロキョロ、キョロキョロ。。。。

「あ! おかあさーん! 何かいる〜!」
「あ、セミだ。アリさんにやられてる」
しばらく じーーーーーーーーーーーーっと観察。

ようやく離れて、しばらく行くと。

「おかあさーん! たまご! たまご!」
え!? たまご?
すでに、父母&兄は気づかず通りすぎていたのですが、
何事かとみんなで駆け戻りまして。
カミキリムシらしきものが、塀の隙間で大量に産卵中。
稀有なものを見ました。

またしばらく行くと。

「おかあさーん! これ、取って〜!!」
なにかおもしろいもの見つけたの? なにを取るの?
「これ。」
指差した先は、石畳の境目。
「ここに、だんごむしがいっぱいいるの」

・・・・ふーん。。。。

そこで、わたしの目は、
おそらくシャットアウトしたのだと思います。
詳しくは見ずに、
「残念だけど、お母さんにはちょっとむずかしい。
また別の場所でだんごむし探そうよ」
と言って、歩き始めたのでした。


またそんなに歩かないうちに、「あー!!とかげ!!」
と言って立ち止まり、塀に張り付く次男。


こうして、前を歩く父&兄との距離は開くばかり(笑

画像4


父と兄が行ってしまっても、次男は平然としています。
「あ〜あ、お兄ちゃんたち、ぼくたち置いて行っちゃったね〜」
「追いつくように、走る?」
「うーーーん、ヤダ。 "おにいちゃーーん!待ってーーー!”」
自分が追いつくのではなく、
待ってもらうほうを選択するのが、次男です(笑

(ちなみに長男は、追いつこう、
あわよくば追い抜かそうと走るほう)


大人は通り過ぎてしまうものが、
子どもには見える

いつもの道でも、子どもと歩くと違って見えます

画像3


■長男の場合

6歳になった長男。

今は、マシンガンのようにとりとめもない話をし続けたり、
最近はまっている歌「残酷な天使のテーゼ」を熱唱しながら
歩くのが常ですが、

3〜4歳の頃は、キョロキョロ、、、ではなく、
チョロチョロ、チョロチョロ していました(笑
お兄さんになりました〜 笑

3歳の頃は、

すこしでも段差を見つけたら上る

駐車場のわずかな傾斜も笑顔で上り下り

目に入ったものは何でも触る

車が大好きで、「あ! あのタイヤ、パンク交換したタイヤだ!」と、
一瞬で見分ける

雨の日に、地面に反射する光の長さと、実際の高さの関係に気づく

水たまりに向かって走る

キラキラしたものに向かって走る

工事現場に向かって走る

ジグザグに走る

大きな犬からは逃げる(次男は触りに行く)

わたしは追いかけ回し、
人にぶつかっては謝って歩いていましたが、
それも今となっては懐かしい・・・
まだ1〜2年しか経っていないのに。


子どもとの時間は、「今」を大事にしないと、
どんどん通り過ぎてしまいます。

画像3


他の人と
歩くスピードが違っても
目に入るものが違っても
自分が「楽しい」ように歩く

それが 周りを幸せにする
一緒に歩きたい、同じ世界を見たい
と思わせる

あ〜、それでいいんだよな

と気づかせてくれる、子どもたちとのお散歩。

今日も読んでくださりありがとうございます。
みなさまの一日が すてきな日になりますように。


※今回の写真は、Shuheiinoueさんのもの。
「cocan」という優しい世界で出会いました。
見るだけ、使わせていただくだけで癒やされております・・・



この記事が参加している募集

最後までお読みいただきありがとうございます。いただいたサポートは、他のクリエイターさんへのサポート及び、息子たちとの”寄り道アイス”に使いたいです。