フロイト!全てはこの本から…

フロイトは、この地球上の全ての人に影響を与えている…そこのあなたにも…
全てはこの本から始まった!
この動画では…イヌさんがネコさんに…
フロイト先生とはなんぞやということを…分りやすく紹介しています!…(*ˊᵕˋ*)੭ ੈ

■ナレーション
結内狼

【シナリオ】

猫「今日の動画のタイトル、これはどういうこと?」

~メインタイトル~

猫「全てはこの本から始まった!フロイト先生は、この地球上に暮らしている全ての人に影響を与えている、そこのあなたにも…ですって。フロイトって誰かよく知らないけどさ、いくらなんでもさ、このタイトルは大げさ過ぎるんじゃない?すべての人って、私は別に、影響なんか受けてないし!あ、柴犬ルーベンスが来た」
犬「ねこさん、このチャンネルに出てくるの初めてでしょ。自己紹介でもしておく?」
猫「そういうの、面倒くさいからいいや。アタシは普通に、かわいいただのネコちゃんだし。中身は人間の女の子だけどね」
犬「頭に生えてるのは?なにそれ?たんぽぽ?」
猫「うん、まあ」
犬「胸に付いてるのは?てんとう虫?」
猫「いいじゃん別に…いつのまにか、無意識のうちに付けてたから、アタシにもよく分らないし」
犬「…」
猫「それより、この動画のタイトルは大げさでしょ」
犬「いいや、ねこさんも影響を受けてると思うよ。フロイト先生の影響を受けてない人なんて、この世の中の、どこにもいないと思うんだよね」
猫「フロイトって、精神科の、お医者さんでしょ?それくらいは知ってるけど」
犬「そうだよ。フロイトっていう名前は世界的には超ビックネームで、タイタニックとか救命病棟ERとか、色んな作品にこの人の名前が出てくるんだけどね。日本での知名度は、イマイチな感じがするね」
猫「アタシもよく知らん」
犬「ネコさんもだけど、ハッキリ言ってフロイトの影響を全く受けてない人なんて、ほとんどいないからね」
猫「また言ったな、そんなわけないでしょ。どんな人かは知らないけどさ、少なくても、アタシはこんな変なおじさんの影響なんて受けたことないし」
犬「まあまあ、それは取り敢えず置いといて…。フロイト先生には何人かの弟子がいて、有名なのは、ユングって人と、アードラーてっ人だね。でもすぐに意見が食い違って、2人ともフロイトと分かれちゃうけど」
猫「フロイトって、日本でいうと、だいたいいつ頃の人なの?」
犬「そうだね、これが年表」
猫「…」
犬「フロイト先生の夢判断っていう本が出版されたのが、西暦でいうと1900年で、その頃の日本は、明治時代の真ん中あたりかな。フロイト先生は、昭和14年まで生きてた人だね」
猫「思ったよりも、けっこう最近の人じゃん」
犬「フロイト先生は、精神分析の父って言われていて、54歳のときに、国際精神分析学会っていうのを立ち上げてるんだけど、のちにユングやアードラーが脱退しちゃって…」
猫「ユングとか、アードラーっていう人も聞いたことあるよ」
犬「じゃあ、どんな人でしょう」
猫「ユング心理学とか、アードラー心理学ってあるでしょ」
犬「そうだよ。ユング先生とアードラー先生は、フロイトとの考えの違いが出てきて脱退したあと、いろいろ研究して、自分の心理学を立ち上げてるね。図にまとめると、こんな感じ」

~図~

犬「あと、フロイトの死後、フロイトの学説を発展させた人もいるんだけど、彼らも今に続いてる重要な人物だね」
猫「それでけっきょく、フロイトって、何をした人なの?いちばん大きな功績っていうかさ」
犬「精神分析っていう1つのジャンルの学問を、樹立させたことかな。そのことで、その後の心理学は大きく発展してるからね。とくに心の病に苦しむ人々に大きなヒントを与えた感じかな。それとやっぱり、無意識っていう言葉を考えて、世界中の一般の人たちに広めたことが、いちばん大きいのかな」
猫「無意識って言葉を作ったのって、フロイト先生なの?」
犬「そうだよ。だから、その言葉は、日本でいう明治の中頃までは、世の中にはまだ無かった、ってことになるね。テレビで時代劇とか見てても、無意識なんて言葉は出てこないでしょ」
猫「せっしゃ、ついつい無意識的にこの印篭いんろうを見せたくなっちゃうのでござる」
犬「そんなセリフ有り得ないね。その時代には無意識なんていう言葉は、まだ無かったはずだから」
猫「無意識って、最近できたばっかりの言葉だったのね」
犬「うん。いまでは、ユング派の分析心理学とか、アドラーの心理学とか、ライヒとかフロムとか色々いるけど、すべては、フロイト先生の精神分析から始まったわけですよ」
猫「…」
犬「そして、なにをもって、精神分析が始まったかっていうと、フロイト先生が、夢判断という本を出発したのが始まりって言われてるんだ」

~フロイト著 夢判断の本~

犬「医療系心理学っていう分野は、他の分野にも幅広く影響を与えてるんだけど、そもそもの始まりは、この本であって、すべては、この一冊の本から始まったんですよ」
猫「へー」
犬「人類の歴史において、この本の出版は、めちゃめちゃ大きな転換期になってるからね」
猫「ああ、そうですか」
犬「猫さん、いまいちピンときてないでしょ」
猫「まあ、そう言われてもね、って感じかな」
犬「科学の発展の歴史には、3回、大きな大革命がおこった、っていう視点があるんだけど、ネコさん、その3つって、なにか知ってる」

~3つの革命の図~

猫「科学の発展?大きな革命?そんなもん知らん」
犬「ひとつは、コペルニクスの天動説」
猫「それは分る、地球そのものが、回ってるってやつね」
犬「そうそれ。それまでの科学の常識が大きく変わっちゃったからね。2つ目は、ダーウィンの進化論。これも、それまでの常識を大きく塗り替えちゃったっていう、とんでもない学説だね。そして3つ目が、フロイトの精神分析なんだよ」
猫「そうなん?」
犬「そうだよ、そんな言い方をする人もいるってこと」
猫「でも、コペルニクスとダーウィンが、それまでの常識をひっくり返しちゃった、っていうのは、なんとなく分る気がするけど、フロイトは何をひっくり返したって言うの?」
犬「フロイト以前の世の中の人は、自分の考えや自分の行動は、ぜんぶ自分で決めていると思ってたんだよ」
猫「は?それはそうでしょ。アタシが朝ご飯を何を食べるか、決めるのはアタシ自身だし、アタシがここに来たのだって、アタシが来ようって思って、ここに来てるわけだからさ」
犬「だよね、オラもそう思うけどさ、無意識の領域の存在を、フロイト先生が証明しちゃった部分があるんだよ。そのことで、人間には本人も知らない間に、無意識的についつい動いちゃうこともあるって感じかな」
猫「まあ、それは分るけど」
犬「フロイト先生は、患者さんとの臨床経験(りんしょうけいけん)から、無意識という心の領域の存在を証明してから、それまでの常識がガラッと変わっちゃったんだよ。そしていろんな分野に幅広く影響を与えちゃってるからね」
猫「…」
犬「これは、もし、フロイト先生がいなかったら、世の中には、存在すら、なかったであろう言葉やものをまとめた図…」

~図~

猫「言葉は…無意識と、内向的と外向的、劣等感という意味においてのコンプレックス。あとは、精神分析学、科学的な夢解釈、それと、催眠術や自己啓発、ウソ発見器か…ん?ウソ発見器?それって、警察とかが使ってるってやつ?」
犬「そうそれ。海外だと、昔の警察はウソ発見器を使ったこともあったみたいだね。バラエティ番組なんかにもよく出てくるし」
猫「でも、心理学者だよね。発明家じゃなくね?」
犬「フロイト先生の弟子だったユングは、人が嘘をついたときに、皮膚から微量の電気信号がでることを発見したんだよ。それをヒントに開発されたのがウソ発見器ってわけ。だから、もしフロイトがいなかったら、ユングもこの発見は、してなかった、ってことになるんだよ。もしフロイトが夢判断っていう、あの本を出してなかったら、おそらくユングもこんな研究はしてなくて、ウソ発見器もなかったかも、ってことになるからね」
猫「アイドルとかがバラエティ番組で使ってるの見てたけど、あれってユングが関係してたの!」
犬「そういうこと!」
猫「へー。じゃあ、自己啓発本っていうのは?小さく書いてるけど」
犬「自己啓発本っていうのは、アドラーの影響を受けてるものが多いからね。もしフロイトがいなかったら、アードラーも心理学の道に来てたかどうか、そうとう疑わしんだよ。もしフロイトの弟子になっていなかったら、自己啓発本も、いまほど完成度が高くはなってなかったっぽいんだよね。これは催眠術の本にも言えることだけどね」
猫「完成度?ってことは、べつに無かったってわけじゃないのね」
犬「まあ、だから一応、小さめに書いておいたって感じかな」
猫「そういうことね」
犬「ネコさん、想像してみてよ。無意識とか、コンプレックスとか内向的って言葉がない世の中をさ、こういう言葉は、だれもが一度は使っる言葉だと思うんだよね」
猫「まあ、そう言われれば、そうかもしれないけど」
犬「これだけじゃないよ、フロイト先生の理論っていうのは、その後の心理学だけじゃなくて、芸術や文学、哲学やそのほか、いろんなジャンルに影響を与えてるからね」
猫「まあ、そう考えると、世界的に超有名人になってるのも、わかる気もするけど」
犬「地元では、お札の顔にもなってるからね」
猫「お札?日本でいう福沢諭吉みたいな?」
犬「まあ、全然ちがうっちゃ違うけど、ある意味、フロイトは福沢諭吉ですよ」
猫「このおっさん、ちょっとすごい人なのかも…」
犬「ネコさんだって、無意識とかコンプレックスっていう言葉、使ったことあるでしょ?世の中の人は、多かれ少なかれ、みんな使ったことあるはず」
猫「そうかな?」
犬「だから、この世の中の全ての人は、多かれ少なかれ、フロイトの影響を受けているってことになっちゃうってことだね」
猫「う…うん」
犬「あれ?ネコさん、まだいまいちピンときてないのかい?」
猫「うん。だってさ、さっきも言ったけど、アタシは、こんなおっさんの影響は、まったく受けてませんからね!」
犬「あれ?さっき、無意識って言葉、使ってなかったっけ?」
猫「はい?」
犬「ネコさんもさっき言ってたよね、無意識って」
猫「言ってません」
犬「あれは、フロイト先生が作った言葉で、フロイトがいなかったら、世の中にはなかったからね」
猫「アタシはそんな…無意識なんて、生まれてから1回も、使ったことないですもん!」
犬「へー、猫さん、そういうこと言う?実はね、オラ、ガラケーで今までの会話、ずっと録音してたんだよ!ボイスレコーダーの機能があるから」
猫「ボイスレコーダー?」
犬「聞いてみようかな」
猫「ちょっと待って!」
犬「再生ボタン、ぽち」
猫「うるせえぞこのブスいぬが」

〜回想〜

猫「…」
犬「はっきり言ってるね、無意識のうちにって」
猫「いや、それは…」
犬「もう一度だけ聞くけど、ネコさんは、フロイト先生の影響を受けてますか?」
猫「いや…」
犬「認めなさいよ!」
~続く~

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