LITALICO教育ソフト運営事務局

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夏のインクルーシブ教育を考える学校管理職研究会2024~インクルーシブ教育を推進するために管理職ができることとは?

特別支援教育、インクルーシブ教育を推進していくためには、学校が組織として共通認識を持ち、同じ方向を向いて取り組んでいくことが必要です。そのためには、管理職の先生が学校経営のビジョンを示し、地域や関係機関との連携を深め、先頭に立って指揮をしていく必要があります。 そこで、LITALICOでは「LITALICOインクルーシブ教育実践研究会ミートアップ編Vol.1〜夏のインクルーシブ教育を考える学校管理職研究会2024〜」と題したオンラインセミナーを開催。全日本特別支援教育研究連

    • 特別支援教育担当指導主事向け勉強会Vol.1〜指導主事による学校巡回相談と応用行動分析〜

      学校巡回相談や就学相談などで、日々、学校や子どもたちの多様な悩みや困りごとに接する、特別支援教育を担当する指導主事の先生がた。「学校から助言を求められたとき、状況をどのように見立て、助言したらいいのだろう?」「困難ケースへの介入のポイントは?」そんな声にお応えすべく、支援のヒントとなる事例を共有し、先生がた同士の交流を深める場をつくりたい、と企画を練りました。全国の特別支援教育・インクルーシブ教育をより一層推進することを目指し、LITALICOインクルーシブ教育実践研究会初と

      • これからの特別支援教育の方向性とLITALICO教育ソフトのアップデート〜支援体制の構築と関係者連携〜

        すべての子どもが自分らしく学べるインクルーシブ教育を実現していくために大切なことはなんでしょうか。担任の先生や特別支援教育コーディネーターなど、「特定の誰か」だけに頼るのではなく、保護者、教育委員会等と連携しながら学校全体で子どもたちの学びを豊かにしていくには?保護者の気持ちに関する研究結果も交えながら、教育委員会や学校関係者のみなさまとともに、これからの特別支援教育のあるべき姿を考えたセミナーの模様をお届けします。 「特別ではない特別支援教育」を実現するためにセミナーの第

        • 第1回 インクルーシブ教育を考える学校管理職研究会〜教育的ニーズの多様化に応える学校支援体制のあり方とは〜

          特別支援教育の推進を加速させるため、さまざまなテーマで開催してきたLITALICO主催のオンラインセミナー。管理職の先生を対象としたセミナーは、今回が初! 多様なニーズを持つ子どもたちを支援するために必要なこととは? 全日本特別支援教育研究連盟研究部長の山中ともえ先生、埼玉県戸田市立芦原小学校校長の山下理恵子先生、大阪府堺市立泉北高倉小学校校長の米川潤先生の3名が登壇してくださいました。 実行力のある特別支援教育体制の構築のために多くの管理職の先生が参加された本セミナー。

          第1回 LITALICO教育ソフトウェブセミナー〜千葉県柏市による実践〜

          120自治体、850校以上の小・中学校で活用されているLITALICO教育ソフト。LITALICO教育ソフトを導入することで、学級経営にはどのような効果があるのでしょうか。今回は千葉県柏市における取組みをご紹介します。セミナーには、千葉県柏市の小学校で特別支援学級を担当する小澤拓也先生、柏市教育委員会児童生徒課の北村大明さん、そして、インクルーシブ教育の専門家である野口晃菜さんが登壇。盛りだくさんなセミナーの模様をレポートします。 千葉県柏市の小学校における実践特別支援学

          第1回 LITALICO教育ソフトウェブセミナー〜千葉県柏市による実践〜

          令和5年度第2回 特別支援教育に関わる先生方向け事例共有会レポート

          特別支援教育に携わる先生方のリアルな悩みや喜び、日々の指導や連携での具体的な工夫を共有したい。そんな思いから始まったのが、LITALICO教育ソフトの先生方向け事例共有会です。今回のキーワードは「自己理解」と「みんなができる特別支援教育」。実際に教育ソフトを活用されている2つの学校の先生が、各校での取り組みを紹介してくださいました。 LITALICO教育ソフト(以下、教育ソフト)は、お子さま一人ひとりへの個別最適な学びの提供を目指して開発されました。個別の教育支援計画・指導

          令和5年度第2回 特別支援教育に関わる先生方向け事例共有会レポート

          第6回 特別支援教育の質向上のための実践〜通級による指導を充実させるには〜

          毎回、多くの先生がた、教育委員会のみなさまにご参加いただく、特別支援教育のよりよい実践法やあり方を考えるセミナー。第6回となる今回のテーマは、「通級による指導」です。第1部は、京都府八幡市と鳥取県米子市の実践事例の紹介。2つの自治体のそれぞれのアプローチは、子どもたちの実情や地域の特色に合わせた通級指導教室を考える素晴らしいヒントとなりました。また、第2部では、文部科学省で特別支援教育に携わり、現在は兵庫県立山の学校の校長を務める田中裕一さんからお話をいただきました。 八幡

          第6回 特別支援教育の質向上のための実践〜通級による指導を充実させるには〜

          令和5年度第1回 特別支援教育に関わる先生方向け事例共有会レポート

          児童生徒一人ひとりへの個別最適な学びの提供を目指して開発されたLITALICO教育ソフト(以下、教育ソフト)。個別の教育支援計画・指導計画の作成をサポートするデスクトップアプリ「まなびプラン」、授業で使える約13000枚もの教材を掲載する専用ウェブサイト「まなび教材」、特別支援教育に関する研修動画「まなび動画」の3つで構成されています。   令和5年度は、全国の教育ソフト導入自治体数が120を超え、日々、教育ソフトの活用アイデアが各地から届いております。そこで、昨年度に引き続

          令和5年度第1回 特別支援教育に関わる先生方向け事例共有会レポート

          第5回特別支援教育の質向上のための実践〜地域の特別支援教育実践事例共有〜 

          毎回、多くの先生がた、教育委員会のみなさまにご参加いただいている、LITALICO主催の特別支援教育に関するセミナー。今回は、これからの特別支援教育の在り方がテーマです。第1部はインクルーシブ教育の専門家である野口晃菜さんより、日本が目指すインクルーシブ教育について、現在の課題も踏まえながらお話しいただきました。第2部は、先進的な取り組みを進める大阪府箕面市の事例を、箕面市教育委員会の田口順一さんよりご紹介いただきました。 第1部 今後の特別支援教育の在り方について日本にお

          第5回特別支援教育の質向上のための実践〜地域の特別支援教育実践事例共有〜 

          東京都墨田区内の特別支援教室勤務の先生方向け~子どもにあった教育課程の作成方法について~

          東京都墨田区内の特別支援教室に勤務される先生方向けに、子どもにあった教育課程の作成方法についてというタイトルで研修を開催しましたので、その様子をレポートします。 当日の様子 本研修では、年度末に作成する特別支援教室に在籍しているお子さま一人一人の教育課程の作成に当たって、教育課程の立て方や立て方のポイントなどをお話しました。また、参考として弊社が開発したLITALICO教育ソフトのまなびプランを紹介し、アセスメント機能での実態把握、個別の教育支援計画・指導計画での目標設定

          東京都墨田区内の特別支援教室勤務の先生方向け~子どもにあった教育課程の作成方法について~

          第2回特別支援教育に関わる先生方向け事例共有会レポート

          「まなびプラン」「まなび教材」「まなび動画」の3つの製品で、個別最適な学びをサポートするLITALICO教育ソフト。すでに導入している学校では、どのように活用されているのでしょうか? 実際の事例から気づきや学びを得て、子どもたちへのよりよい指導や支援につなげようと、第2回となる事例共有会が開催されました。 1. インクルーシブな教育を浸透させるために2022年9月、国連から日本政府に対し、「よりインクルーシブな教育を国として推進するべきだ」という厳しい指摘がなされました。障

          第2回特別支援教育に関わる先生方向け事例共有会レポート

          群馬県特別支援教育研究会主催「特別支援学級の指導・支援のポイントと自立活動授業例・ICT活用例」セミナーレポート

          特別支援学級での指導・支援でも、とくに一人ひとりのニーズに合わせた計画が必要となる「自立活動」。どんな教材がいいか、どんなサポートがあると、子どもたちの力を最大限に伸ばしてあげられるのか。日々、試行錯誤している先生も多いでしょう。群馬県特別支援教育研究会主催のセミナーでは、LITALICOの三村菜仁が登壇し、「自立活動」と「ICTの活用」に焦点をあてた講演を行いました。明日からの指導・支援に活用できる教材や手立ての具体例が豊富で、チャットでの情報交換も盛り上がったセミナーの模

          群馬県特別支援教育研究会主催「特別支援学級の指導・支援のポイントと自立活動授業例・ICT活用例」セミナーレポート

          北海道特別支援教育振興協議会主催研修「関係機関連携の在り方、指導及び支援体制構築のポイント」vol.2

          様々なニーズを持つ子どもたち一人ひとりに最適な学びを届けていくには、担任の先生や学校だけではなく、医療、福祉を巻き込んだ総合的な支援が必要となります。関係機関との連携の必要性とポイントについてレポートした vol.1 に続き、今回は、研修の中で取り上げられた具体的な事例をご紹介します。 1. ケーススタデイ①/専科との連携(ここからは、具体的な事例を元に連携の在り方を考えていきます。) まず、ご紹介するのは音楽専科との連携事例です。 小学校3年生の通常学級で、個別の支援が

          北海道特別支援教育振興協議会主催研修「関係機関連携の在り方、指導及び支援体制構築のポイント」vol.2

          北海道特別支援教育振興協議会主催研修「関係機関連携の在り方、指導及び支援体制構築のポイント」vol.1

          様々なニーズを持つ子どもたち一人ひとりに最適な学びを届けていくには、担任の先生や学校だけではなく、医療、福祉を巻き込んだ総合的な支援が必要となります。LITALICOの熊谷彩さんが登壇し、具体的な事例を交えながら、連携の必要性とポイントを解説した研修の模様をレポートします。 講師 熊谷彩さんご紹介 1. 学校と関係機関との連携が必要なのはなぜ?学校と医療や福祉などの関係機関との連携が重要であることは、すでに様々な場で指摘されています。文部科学省および厚生労働省では、家庭と

          北海道特別支援教育振興協議会主催研修「関係機関連携の在り方、指導及び支援体制構築のポイント」vol.1

          第4回特別支援教育の質向上のための実践〜地域の特別支援教育実践事例共有〜 

          今回のセミナーのテーマはSWPBS(読み方:スクールワイドピービーエス)。すべての子どもを対象とした支援アプローチで、日本語では「学校規模ポジティブ行動支援」と訳されます。 第1部は、SWPBS研究の第一人者で、数多くの学校で実践にも携わる大阪教育大学の庭山和貴准教授が登壇。SWPBSの概要や実践のポイントについて、分かりやすく解説くださいました。第2部では、埼玉県戸田市立喜沢小学校の岡田悦子先生より、2年にわたるSWPBSの具体的な取り組みと成果についてお話いただきました。

          第4回特別支援教育の質向上のための実践〜地域の特別支援教育実践事例共有〜 

          長野県教育委員会主催研修「多様なニーズのある子どもへの支援」

          多様なニーズのある子どもたちが平等に学べる学校・学級にしていくには、どんな視点、どんな工夫が必要なのでしょう。インクルーシブ教育の理念について、また具体的な施策について、一般社団法人UNIVA理事の野口晃菜さんを迎えた研修の模様をレポートします。 野口晃菜さんご紹介 1.インクルーシブ教育システムとはインクルーシブ教育システムとは?—既存の枠組みを問い直すこと— 「インクルーシブ」は、日本語にすると包摂。対義語は、「エクスクルーシブ」、排除です。学校教育に目を向けると、

          長野県教育委員会主催研修「多様なニーズのある子どもへの支援」