シェア
トン トン 「今夜はなに?」 湯気が広がる。 「あっ、ハンバーグ?」 「そうよ。もう少しで、…
「新卒が全然いない。どうにかしてくれ!」 人事担当らしき人は汗を全身に浴びている。 こんな…
「ねえ、なにこれ?」 スマホを見せながら、娘は涙目になっている。 誕生日プレゼントに買って…
祖父から、久しぶりに家に来ないかと誘われた。以前はよく遊びに行っていたが、学校が忙しくて…
「最近、面白いことがわかったんだ。」 「ほお。今日は、どの動物についてかな?」 「これを作…
「いらない。」 「えっ。どうしてかな?」 「おいしくないもん。」 「これは、なかなか手に入…
駅前に新しい本屋ができたので入ってみた。 ふかふかの椅子に座って、本を読んでいる人がいる。 よく見ると、名札を付けている。なんと、書店員さんだった。 商店街の古本屋なら、店主がのんびりしていても、構わないだろう。 だが、ここは大型書店だ。数年前に閉店し、買い取られてリニューアルされたのだ。 すでにお客さんは何人もいたが、それを不思議に思っている方はいないようだ。 しばらく観察していると、常連さんらしい人が書店員さんに話しかけた。 読んでいた本を見せ合いながら、楽しく会話し
「警視庁が攻撃を受けてます!」 「またか!おい、弾の準備はできてるか?」 「はい。配置しま…
少し小説を。 「うーん。これはどうしようもないな。」 シュレッダーを見た修理の人が言った…
本を読んでいると、老人に出会った。 ー「紙の本とは珍しい。同士だな。」 彼も紙の本を持っ…
ー「寝耳に水だった。」 久しぶりにオロオロしている彼を見た。 「OT社のことかな」 ー「そ…
ー「ついに来たか」 「ああ」 ため息をついた。 ー「なんでこうなったんだっけ?」 「C国…
朝起きてみると、車にへこみがあった。 契約会社に連絡すると、無料で直してくれるという。 ま…
ー「最近、好きなことができるようになったんだ。データ・インカムって知ってる?」 「なにそれ?」 ー「勝手に収入が入ってくるんだよ。」 私はBGM代わりにラジオをつけた。 「そんな、良いことあるの?」 ー「うん。条件付きで。」 「勝手にじゃないじゃん。やばい条件じゃないの?」 ー「ぜんぜん。スマホを会社からもらった物に変えるだけだよ。」 『今日から新しいキャスターとなりました、ねまちゃんです!(^^)』 ラジオは言っている。 「なんか他にも、契約の時に言われたことなかったの