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取り入れるべきは考え方
こんばんは。りょうへいです。
世の中には様々な「〇〇術」があふれています。
なりたい自分になるために〇〇術を手にする人は非常に多く、本の売れ行きも当然〇〇術にすることで一定の売上が見込めるからこそ、そのタイトルの本が世の中にどんどん増えているのだと思います。
私もブログを書く上で〇〇術というタイトルは何度か使わせてもらっていますし、閲覧数上位の記事もいくつかあります。
しかし、多くの書籍を読んできた私が経験として語らせて頂くと
「〇〇術からこそ、考え方を取り入れた方が良い」
と思っています。
〇〇術系のノウハウ本に書いてある内容は、大抵が方法です。
読書をしながら成長するにあたって、この方法というものは結構やっかいです。
なぜなら、ノウハウ本を手に取ってしまうことで、思考停止状態になる恐れがあるからです。
例えば、尊敬する誰かが言ったことに対して、ノウハウ本を集めている人は、それを鵜呑みにする傾向があります。
ノウハウ本信者の人にとっては、とんでもないことを言っていたとしても、自分に全然合わないやり方だったとしても、その人が言っているのだからそれが正解になってしまいます。
もし自分にもっと良い方法があったとしても、その方法を探っていこうという考え方にはなりません。
私は、これこそ一番危険なことだと思います。
常に最良の方法は疑ってかかるべきで、もっと良い方法があれば、誰が反対してもそれを試してみる価値はあると思うのです。
ただ、考え方を採用するという面ではノウハウ本が役に立つことは結構あります。
なぜこの人はこのやり方を採用するに至ったのかな?と考えることで、その人の背景にたどり着くことが出来、その方法を取り入れるに至った本質の部分にたどり着くのであれば、ノウハウ本でも大きな価値があります。
一つ例を挙げると、インプットとアウトプットの黄金比率があったとします。
ある精神科医の人が「人間の最高のインプットとアウトプットの比率は3対7です」と言ったとしましょう。
でも、本当にそれが自分に合うかは、やってみないことには分かりません。
人によってはインプット7の方が成長スピードが速くなるかもしれないし、4対6の方がしっくりくる人だって当然いると思います。
ノウハウコレクターになってしまうとこれに気づきません。
「権威のある人が言っていたから、これをするのが一番良いんだ」
となってしまい、自分にとっての本当の正解にたどり着けないのです。
ノウハウ本を読むときに大切なことは、その人がなぜその答えを出すに至ったのか?という過程の部分です。
実際にやっていく中でこれが最高だと思った。と書いているのであれば、実際にやっていったからこそその人は答えを見つけ出したのであって、自分も答えを出したければ、実際にやってみることこそが大切なんです。
本を読むとき、見える文字だけを追ってしまうと、書いていない背景にはなかなか到達することが出来ません。
読書をする上で、書かれていることを覚えることは比較的簡単ですが、書かれていないことを読み取っていくのは難易度が高いです。
ポジショントークをしている権威のある人が、自分に不利益になることを言うわけがないですし、そのような答えに導いていくわけもありません。
読書に限ったことではありませんが、その背景を考えることで、本質にたどり着ける場合が非常に多いのです。
私が「この人は頭が良いな」と思う人は、基本的にこの本質を見つけ出すことが非常に上手です。
この人はこのやり方でやっていると言う事実よりも、この人がこのやり方を勧めている背景に目を向けているのです。
「取り入れるべきは考え方。」
これもまた一つのノウハウなのかもしれませんが、この考え方を日常からできる人は、より多くの本質にたどり着くことが出来ます。
そうすることで今まで見えていなかったことも少しずつ見えるようになっていくので、もし意識をしていないと言う方がいましたら、是非日常にこの考え方を取り入れてみてください。
ひょっとしたら人生を変えるような大切な考え方に巡り会えるかもしれませんよ。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
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