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高齢者と話をしていると口を揃えて「ある日突然〇〇できなくなった」と言います。〇〇の中はいろんな言葉が入ります。

・昨日までできていたことが、できなくなった。
・突然、腰が痛くなった。
・朝起きたら、立てなくなった。
・昨日まで楽しかったことが、楽しく感じなくなった。
・お腹が空かなくて、食欲が無くなった。

他にも類することがたくさん出てきます。ところが本当は「ある日突然」ではなく、徐々に衰えて行っていることに気付いていないだけのことです。

毎日の小さな変化は気付きにくいものです。


自分の顔を思い出してください。

日々シワが増え、皮膚がたるみ、艶が無くなっているはずです。しかし毎日の変化はまったく気付くことがありません。そういう私だって同じです。整理していて、約40年前の写真が出てきて「若いな~!」って驚きましたので、公開しちゃいます!

ロックバンドでドラム叩いた頃の私(1985年、23歳)


これはスタジオのメンバーズカードです。1985年3月3日の日付がありますので、23歳です。懐かしいです(笑)

こういう昔の写真を見て思い出すのも、認知症予防になるんですよね。あの頃は、あ〜だった、こ〜だったと、思い出すと、気持ちも若返ります。

実は私は写真をほとんど残してきませんでした。「過去は振り返らないから必要ない」なんてカッコいいこと言ってましたが、今となっては少し後悔してます。懐かしむ材料がないのはちょっと悲しいです。音楽やめる時に、音源もすべて捨ててしまいました。

見た目だけではなく、中身も老化している


見た目を例に書きましたが、体の中だって同じです。細胞がどんどん死んでいき、筋肉は衰え、関節は固くなり、しなやかさが失われていきます。そのことにいつ気づくかという問題です。

徐々に衰えていることに気づかないから、ある日突然、なんてことを言うのです。絶対に突然ということはありません。突然があるのは、事故のような時だけです。

一日一日の小さな変化は気づかなかったとしても、一年単位での変化にはぜひ気づきたいものです。それは健康診断をしましょうと言っているのではありません。むしろ逆です。

健康診断をして安心する人が結構いるはずです。安心したら変化に気づかなくなります。体型や動きを見たら絶対ダメでしょって言う人が、時々言います。

「見た目はこんなんだけど、検査では大丈夫なんだよ」


思い当たる人絶対いるはずです。そんな安心感は捨ててください。邪魔です。前屈して何センチまで曲げられるか、その数値を測ってから安心してください。

一年に一回、体力テストを受けて、自分の体の衰えを知ることが、私は良いと思います。

ちなみに私が住む奈良市では、秋に体力テストが行われます。市民は無料で参加できます。たくさんの項目がありますので、現在の自分の体力がどの程度なのか、知ることができます。あなたのお住まいのところでもあるかもしれませんので、ぜひお調べください。

サポートしたいと思われるくらいまで頑張って書きますので、今はシェアかコメントをいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。