長寿大国日本で、誰が一番喜んでいるのか?
今日は私の妄想を書きます。
厚生労働省の「簡易生命表(令和3年)」によりますと、2021年の日本人の平均寿命は男性が81.47歳、女性が87.57歳です。まぎれもなく世界に誇れる長寿大国です。平均寿命が延びるたびに、お国の偉いさんたちはおそらく誇らしげに思っていることでしょう。
ホリエモンこと堀江貴文さんが言われていることはもっともな正論です。ただ、老人を一カ所に集めているのは、長生きさせるためではないかと私は勝手に思っています。
「いや、それなら堀江さんが言っていることと逆じゃないの?」と言われますよね? 確かにそうなんです。ちゃんと説明します。
老人を一カ所に集めれば、ボケるのは早くなることでしょう。ホリエモンさんも言っているように、それは誰が考えても想像できます。ただ、その先です。ボケようが、機能不全になろうが、寝たきりであろうが、命を長く持たせることさえできれば、良いことがたくさん生まれるのです。
①高齢者施設で働く人の給料になる
②病院で働く人の給料になる
③高齢者向け商品を販売している企業の売上が上がり、そこで働く人たちの給料になる
④その他、高齢者関連でビジネスしている人たちの給料になる。
このように、死にかけていようが、どんな状態であろうが、命さえ長くつないでいてくれれば、高齢者関連で働く人たちの生活を支えることに繋がっています。
胃ろうで長生きできて喜ぶのは、本人ではない
欧米諸国では、「自分の口から食べることができなければ、寿命である」という考えがあるため、寝たきり老人の数はかなり少ないと言われています。
一方、日本では胃ろうすることで、ベッドの上で長々と生かしていくわけです。それで長寿大国だと言われて誰が喜ぶのでしょう?
国の立場から見れば、胃ろうで寝たきりの人が増えると、人が働く場所が増え、給料が発生することで、一人でも多くの国民生活を守ることができます。そこから税金を吸い上げ、保険や年金として寝たきりの人へ充当していく。そんな循環が出来上がっているわけです。金額はイコールではないでしょう。その辻褄合わせは、国のお偉いさんにとっては、きっとお手のものなんですよ。
あくまでも、私の妄想です。
現実的に、高齢者がたくさんいるから、高齢者施設が存続でき、そこで働く人たちの給料が発生していることは事実です。欧米諸国と同じ考え方なら、こんなにたくさんの高齢者施設は必要なかったかもしれません。
死にかけていながら、なかなか死なせてくれないのが、今の日本です。それは「薬漬け」になっていることも要因の一つです。その話はまた改めますが、病院へ行け行けと推奨するのは、そのことがすでにビジネス化しているからです。表立って商売と言えませんから、間接的にし向けているのが、国の戦略だと私は考えています。
妄想です。