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自己認識なくして成長なし No.1511

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2025年2月21日 「DayOne日記」No.1511
本ブログは、成果を出すためのヒントを365日、1日も欠かさず発信します。
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おはようございます。

私自身、管理職なりたての頃を
ふと思い出したのです。

当時は、その責務をプレッシャーに感じ
まっとうに努めなければならない。

そう考え、余裕がなかったのでしょう。

だから、「自分が正しい」という思い込み
部下に対して
高圧的な態度を取っていたのです。

今振り返れば、
まさに「井の中の蛙」。

視野が狭く、
周りの声に耳を傾ける余裕が
なかったのでしょう。

そんな私の意識を変えてくれたのは、
当時の二人の部下でした。

先日、その一人から久しぶりに電話があり、
懐かしい声を聞きながら、10年以上前の自分を
振り返る機会をもらったのです。

当時の私は、
一方的に指示を出すばかり。

部下たちの考えや個性という可能性を、
まったく考慮していなかった。

しかし、様々な部下と接するうちに、
人には十人十色の価値観があると気づくのです。

この気づきの過程で、
能楽の大家・世阿弥の「離見の見」の
考え方にも出会ったのです。

自分の視点(我見)
相手から見られる自分(離見)
そして、それらを俯瞰する視点(離見の見)

三台のカメラで自分を撮影するように、
多角的な視点で自己を見ること。
客観視することの重要性を伝えています。

つまり、自己認識をあらゆる面でする。
そういうことです。

自己認識はダイエットと同じです。

「やせたい」と思うだけでは変われない。

まず「今の自分の状態」を直視しなければ、
何も始まらない。

同じように、
マネジメントスキルを向上させるには、
「自分のコミュニケーションに問題がある」と
認識することが出発点だったのです。

今では、
部下それぞれの個性に合わせて期待値を調整し、
コミュニケーションスタイルを変えています。

時にはリードを取り、
時には相手の意見に耳を傾ける。

柔軟に対応することを心がけています。

(少なくとも、
以前よりはマシになったはず…(笑))

この変化は、
一朝一夕に起こったものではなく、
数え切れない失敗と反省の繰り返し。
それを糧に実践。

そのサイクルと量稽古しかない。

「変わりたいのに変われない」
と感じている場合、まずは、鏡に映る自分を
じっくり見つめてみる。

今の自分を正しく認識できたとき、
変化の第一歩が始まるのです。

そして、
その視点を少しずつ広げていくことが大事。

そうやって、
スコープ範囲の拡大によって見える世界が
広がるはずです。

それでは、皆さん。
本日も良い一日をお過ごしください。

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