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北野唯我さん著「内定者への手紙」を読むべき、たった一つの理由

今日のnoteは、北野唯我さんの「内定者の手紙」(2021/1/29現在、kindleのみで販売)読むべき理由を書きます。

抽象的な事柄を具体化してくれることに定評のある(櫻井調べ)北野唯我さん(「転職の思考法」「天才を殺す凡人」などの著者)が書いた、内定者に向けた仕事術の本です。

北野唯我さんご本人による案内がこちら↓


僕は北野唯我さん主催のコミュニティであるSHOWSに入っていて、その中から見える景色も紹介しながらお伝えできるある意味でレアな読書感想(になるように頑張る所存)です。


最高峰に実践的

この本を読むべき理由はズバリ!

「最高峰に実践的」

なことです。

実践的なポイントを1つ引用します。(助けを求めるということについての話の中の一節です。)

→人によって「どのタイミングで相談されたいか?」「どういう場所で相談されたいか?」はバラバラだ。またできる人ほど自分のペースで仕事を進めているので、そのペースを乱されるのを嫌う。そのため、最悪、相談のタイミングを誤ると、相手に不機嫌になられてしまうことがある。

僕は働きだしてから15年以上のキャリアがあるので、もう、これはとてもスーパーよく理解できます。誰も堂々とは言わないけど、まごうことなき、真実です。

こういうことが書いてあるということがものすごい価値何ですが、どこがすごいか伝わるでしょうか。

僕も完全に内定者を受け入れる側になってますし、上司、先輩と呼ばれる立場になっている人なら分かってもらえると思うのですが、内定者へのメッセージとして、この言葉を伝えることは実はとても難しいのです。

例えば、僕が新入社員の教育を担当するとしたら、

「相談事にもタイミングが大事で、それによって聞いてもらえるかどうかが左右されるよ。最悪、怒られちゃうことも!僕は、いつでも全然いいんだけどね!○○さんとか、不機嫌な時は怖いからねw

となるんです。言われたほうはわけわからないですよね。「どっちやねん。っていうか怒るの絶対お前だろ」と。

北野唯我さんは、経営者です。そしてその立場から内定者へのメッセージを書いています。僕のような凡人の何倍も、タイミングを誤ると不機嫌になるかもなんて書くのは抵抗があるはずなんです。(だって、北野さんの気が短いみたい。←いや、本当のところはご機嫌な人だと思うけど。たぶんw)

きれいごとを語ったり、「僕は違うけどさ、そういう人もいる前提で・・・」みたいにしたくなる部分や場面なのに、この本ははっきり言いきります。ただただ真摯に教えてくれます。

北野唯我さんがこれだけ生々しく伝えることに、実際に抵抗を感じながら書いているのかはわかりません。が、その抵抗を乗り越えるか、意識もしないくらいに全力で伝えようとしていることは間違いないです。

その愛、勇気、情熱(なんて言えばいいでしょう・・?)により超実践的であることが、この本を読むべき理由です。


そんな作品が世の中に出てきた理由

この本の大きな特徴が3つあります。

①ベストセラー作家で経営者という間違いない人物による本
②電子書籍のみの販売で章ごとに購入出来る(今は第一号だけで毎月25日に続きがリリース)
③250円。Kindle Unlimitedなら無料

すごいですよね。

これは、完全に僕の妄想ですが、この①~③と、超実践的な内容ということを実現している理由はデジタルレーベルを立ち上げてKindleのみで販売していることです。

あえて、紙での販売を行わず、出版社や書店を経由しないことが、ベストセラー作家で経営者の北野唯我さんによっても、この低価格が実現でき、広く若手ビジネスパーソンにも届けられるようになった要因だと思われます。ちなみに北野さんは「ビジネス知の民主化」をしたいとのことです。(素晴らしすぎる!)

そして、ご自身でハンドルを握っているデジタルレーベルの出版だからこそ、売れる企画が何やらとか、何かに配慮した表現も必要とせず、北野さんの想いがそのままストレートに表現された実践書を作ることができたのではないでしょうか。

僕の感想は少し違うかもしれませんが、オンラインサロンではこのチャレンジの裏側が見れます。また、有志のメンバーが一部、校正やデザイン、図解の作成、広報などに携わっていて、このあたりも超実践的ながらも想いの詰まった作品となることに寄与しているのかもしれません。(控えめに言って、この裏側を覗ける体験のドキドキと学びは最高です)

そんな #コミュニティSHOWS はこちら↓




内定者になれなかった、あの時の僕に伝えたい

僕は、大学を中退して、就職して(めっちゃ苦戦した)、次の転職も間があかずに今の会社に入社した(入った後、めっちゃ苦戦した)ので、内定者になった経験がないです。

ですが、田舎の中小企業で、誰も何も教えてくれない中で育ち、うっかり今の会社に入社して本気で何が何だか分からなかった、比喩じゃなく毎日泣いてたあの頃の僕にこの本を教えてあげたいです。ほんとに。お金なかったけど、さすがに買える!ドラえもん、お願いします!

・・・まあ、それは無理なので、しかたない。そうであれば、これから本当に内定者になったり、ビジネスパーソンとして走り出した若者に届いてほしい!せめて。

と思って、今日のnoteを書きました。

本当は、

「北野唯我さんが、その圧倒的な熱と想いをもって、超実践的な仕事術の本を出してくれました!250円だから、読め!!」

でいいんですけどw

そこまでの説得力が僕にはないので、それが成し遂げられた理由を説明することで説得してみました!

たぶん、これから先、「この本を読むべき」という表現を僕はもうしないと思います。実際に今までは感想を書くことがあっても、読むべきとは言ったことないです。僕は、誰もが読むべき本はこの世に存在しないと思います。

・・・・・が、ここに存在しないはずの本が誕生しました。

(もう一回だけ言っとこ)「内定者への手紙」はビジネスパーソンは読むべき本です。


最後に

僕が若者だったころ、超実践的な仕事術や心構えの情報は、本屋さんに行って1,500円も出せば手に入れることができました。さすがに1冊では「内定者への手紙」シリーズにはかなわないかもしれませんが、自分に合いそうなものを選べば、数冊でかなりの学びになりました。

そして今なら、ネット上には無料や少額で情報が転がってます。YouTubeにも、noteにも、それこそkindleにだって、選びきれないほどの情報があります。他にも、個人にコンサルティングやコーチをしてくれるサービスもたくさんあるのでそんな選択肢もあります。

いっそ、そんなことしなくても、毎日一生懸命仕事していれば10年もしたら、いくつかの要素はモノにできるかもしれません。

でも、どの方法も、たくさんのお金か時間(もしくはその両方)がかかります。当然です。僕はお金も時間もなかったから、若いころなんて苦汁をなめ続けてきました。当たり前です。

だけど今、その当たり前に疑問を持って、その当然を壊そうとして、「ビジネス知の民主化」に挑戦してくれる人が現れました。

”何も持たない若者でも、スマホさえあれば学ぶことができる”

良い時代に、良い想いを持った方がいてくれて良かったなと思うと同時に、ちょっとだけ今の若者に嫉妬します。

まぁ、オジサンになっても、「内定者への手紙」読んだら、まだまだ目から鱗の情報もあるんだけどね!w

負けねーぞ!若者たちめ!とりあえず、読んどけ!

では、また明日!



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